用語集
aFleXとは
aFleXとは、A10 Thunder シリーズの機能の一部であり、トラフィックの内容に応じて柔軟に負荷分散を行うことができる機能です。
aFleXは、A10 Thunderシリーズを通過するパケットのレイヤー7 のヘッダー情報やペイロードに含まれる情報を詳細に分析し、条件に応じてあらかじめ用意されたポリシー(フィルタ、ドロップ、リダイレクト)を適用することにより、効率的かつ柔軟にトラフィックを制御します。ヘッダー情報に付加される情報の書き換えや削除も可能です。標準的なスクリプトプログラミング言語であるTCL(Tool Command Language)を採用しており、シンプルで分かりやすいという利点があります。
aFleX を利用するメリットとは
aFleXスクリプティングを使用することで、パケットの検査やトラフィック負荷分散をよりきめ細かく制御することが可能になります。例えば以下のようなメリットがあります。
- 可用性の向上
- すべてのサーバーやアプリケーションが応答しない、またはダウンしている場合に、Sorryページを表示します
- すべてのサーバーやアプリケーションが応答しない、またはダウンしている場合に、ユーザーのリクエストをバックアップのデータセンターにリダイレクトします
- セキュリティの向上
- 特定のエンドユーザーやクライアントからのトラフィックをブロックします
- 柔軟性の向上
- HTTP Webアプリケーションを HTTPS に透過的に変換します
- 特定のアプリケーションにパーシステンスを提供します
- 特定のエンドユーザーおよび/または特定のクライアントからのトラフィックを、特定のサーバープールまたはプール内の特定のサーバーに転送します
- ユーザーに意識させることなく、既存のWeb サイトに新しいホスト名を追加できます
- パフォーマンスの向上
- Web サイトの静的コンテンツに対する、エンドユーザーのブラウザーのキャッシュ機能を向上させます