デジタルトランスフォーメーションにより、多くの企業でクラウドサービスの一層の活用やリモートワークの導入を始めとした働き方の変化が起こり、インターネットの使われ方が急激に変化しました。
リモートアクセスの増加やクラウドシフトの加速、またそれに伴うセキュリティ対策など、ニューノーマル時代に合わせたビジネスを推進する中で、企業の情報システム部門が担う役割は重要なものになってきており、さらにそれを支えるインフラにもますます「高速性」や「安全性」、「可視性」が求められるようになりました。
企業のクラウドシフトに伴いインターネット向けのトラフィックが急激に増加すると、WANの回線のひっ迫や社内データセンターのプロキシサーバー/ファイアウォールへの負荷が高まり、クラウドサービスだけではなくビジネスにおいて重要なサービスにアクセスできなくなるなどの問題が起こります。
宛先に応じた通信振分けを実現し、快適なクラウド利用をサポートするのが、A10のクラウドプロキシです。
ID基盤とその属性情報に基づくアクセス制御が可能なリバースプロキシ機能により、社外から社内アプリケーションへのアクセスを適切に認証・認可。VPNを使わずにセキュリティを担保します。
これまでActive-Standbyで利用していたリモートアクセス設備の前段で負荷分散を行いActive-Activeでの利用を実現することで、リソースの利用を最適化しリモートアクセス可能なキャパシティを増強できます。
Windows 10などのクライアントOSに標準装備されたIPsec-VPNを利用してA10 Thunderと接続が可能。相互認証と広範囲のレイヤーを暗号化することでより安全な通信経路を確保し、高速で快適なリモートアクセスを実現
A10 ThunderはID統合基盤と連携してA10 Thunderによって動的にリソースへのアクセスに対する認証・認可を行うことができ、ゼロトラストアーキテクチャを実現するための基盤として利用頂けます。通過するトラフィックの完全な可視化や脅威インテリジェンスに基づくスコアリングなどにより、ユーザーの振る舞いも補足できます。また、IPsec-VPNやTLS接続の終端により、A10 Thunderまでの通信経路の安全性を確保します。