用語集
レイヤー4とは?
OSI参照モデルの第4層(レイヤー4)はトランスポート層とも呼ばれ、ホストとエンドシステム間のネットワークトラフィックを管理し、完全なデータ転送を保証する役割を担います。トランスポート層プロトコルとしてTCP、UDP、DCCP、SCTPがあり、データの量、送信先、送信速度を制御します。
OSI参照モデルのレイヤー4は、TCPやUDPプロトコルなどのトランスポート層
レイヤー4は、コネクション指向の通信であり、信頼性、フロー制御、多重化などの通信サービスへの標準化されたアクセスを提供します。より上位レイヤ(レイヤー5〜7)は、通信ネットワーク自体の特性を考慮する必要がなくなります。また、エンドツーエンドのエラーリカバリーも担当します。
レイヤー4はメッセージ内容を見ることなくデータ転送を調整するので、レイヤー4の負荷分散ではネットワークトラフィックを解読や検査することなくルーティングの決定することができます。このため、レイヤー4での負荷分散は、単純なアルゴリズム(ラウンドロビンルーティングなど)に基づいたパケットレベルの負荷分散を高速かつ効率的に行うことができます。
メディアタイプ、ローカライズルール、アプリケーション、またはメッセージ検査が必要な条件に基づいてトラフィックをルーティングする場合は、レイヤー7のロードバランシングを使用する必要があります。
A10のレイヤー4負荷分散対応について
A10は、A10のアプリケーション配信・負荷分散ソリューションA10 Thunder® ADCを通じてお客様に最適な柔軟性を提供します。高度なレイヤー4負荷分散を提供することにより、アプリケーションサービスの高可用性とビジネス継続性の確保をサポートします。