A10ネットワークスは、エンタープライズ市場からSMB市場まで幅広くご利用いただけるハードウェアアプライアンス製品として、第6世代ハードウェアプラットフォームを採用した「A10 Thunder 1060S」を日本市場で提供開始します。
■提供背景
ビジネスの変革はその企業規模によらず加速を続けています。クラウドの利用が全てではなく、セキュリティ対策を適材適所で行うため、タイムリーな処理や機密情報の取り扱いに配慮するため、あるいは既存資産を活かすためなどの理由で、クラウドとオンプレミスを併用する企業が増えてまいりました。それらをつなげるネットワークであるハイブリッドネットワークも広まりを見せており、セキュアなリモートアクセスや柔軟なトラフィック制御、暗号化通信への対応など、今日の企業ネットワークに必要な機能を備え、コストパフォーマンスに優れたネットワーク機器が求められています。
A10はこうした市場背景に対応するため、第6世代ハードウェアプラットフォームによる新エントリーモデルを開発し、提供を開始いたしました。
■A10 Thunder 1060S の特徴
これからの企業ニーズに応えられるよう、ネットワークインターフェイスとして、1Gカッパーポート、10G/25Gファイバポート、1G/10Gファイバポートを有し、新しいライセンス体系であるモジュラーライセンス(*)で提供されます。TLS 1.3の高速化にも対応し、旧モデルからCPUコア数やメモリを増強するなど、他社製品と比較して高いコストパフォーマンスを実現しています。また、消費電力や発熱量、ラックスペースを少なくすることで、データセンター等の効率化にも貢献します。
Thunder 1060S
- アプリケーションスループット: 25Gbps、10Gbps (モジュラーライセンスにより2種類のスペック)
- ラックユニット:1U
- ネットワークインターフェイス:1Gカッパーポート、10G/25Gファイバポート、1G/10Gファイバポート
(*)ソフトウェアとハードウェアを分離し、同一ハードウェアであっても帯域やその他のスペックによってカバーする領域を分けて提供する形態。PerpetualとSubscriptionの2種が存在する。例えば、TH1060S ADCモデルでは、同一ハードウェア同一モデルでありながら、利用帯域(L4スループット)10Gbpsと25Gbpsの2種を展開。
■第6世代プラットフォームの提供開始時期について
A10は第6世代ハードウェアプラットフォームを採用したモデルを順次リリースしています。6月に発表したハイエンドモデル、本エントリーモデルに続き、ミッドレンジモデルの提供を2025年に予定しています。