A10ネットワークス株式会社(本社:東京都港区、日本法人代表 兼 社長 米国本社ヴァイスプレジデント兼務:川口 亨、以下A10)は、日本電気株式会社(本社:東京都港区、代表取締役 執行役員社長 兼CEO:新野 隆、以下NEC)が、国内の従業員10万人のインターネットアクセスに対する安定したトラフィックの振り分けのために、A10のアプリケーションサービスゲートウェイ「A10 Thunderシリーズ」を導入したことを発表します。

導入背景

NECは、現在、自社の業務基盤のクラウドシフトを推進するにあたり、あらゆる場所からクラウド上の財産にアクセスでき、グローバルで統一したセキュリティを確保できる、クラウドシフトを支えるネットワーク基盤の刷新に取り組んでいます。

同社はその一環として、クラウドアプリケーションの利用増加によるトラフィック負荷に対応できるよう、クラウド型プロキシサービスを導入しました。しかしクラウド型プロキシサービスを経由すると、固有IPが必要な特定サイトにアクセスできなくなったり、ブラウザの設定洩れにより社内のWebサーバーとの通信が不成立になったりするなど、業務の継続に影響を与えてしまうという課題がありました。

NECは解決策として、インターネットアクセスをクラウド型プロキシサービスに通す前に柔軟に振り分ける一次プロキシを導入することを決定し、10万人規模のトラフィックに対して余力を持って対処できる性能の高さを決め手に、A10のアプリケーションサービスゲットウェイ「A10 Thunderシリーズ」を採用しました。

導入効果

A10のアプリケーションサービスゲートウェイ「A10 Thunderシリーズ」は、独自OSに組み込まれた先進的なハードウェアアキテクチャーが実現する高い性能をベースに、トラフィックの振り分けを含む、可用性とセキュリティ確保のための多様な機能を提供しています。今回の導入にあたりNECが実施した、10万人規模のトラフィックを想定した負荷診断においても、要件に対して約3倍の性能を発揮しています。

現在、国内約10万人の従業員のインターネットトラフィックをA10 Thunderシリーズが1次プロキシとして受け、IPを元にDNS情報をチェックした上で、クラウドアプリケーション利用時に経由するクラウド型プロキシサービスや、社内イントラネット、固有IPが必要なサイトなどに、トラフィックを自動で振り分けています。今後も、社内の要望に応じて、トラフィックの経路変更のロジックを最短30分で追加することが可能です。

NECは、A10 Thunderシリーズにより、クラウドアプリケーションを活用し、業務に影響を及ぼすことなくクラウドシフトを推進できるネットワーク基盤を構築しています。

本導入におけるシステムの構成図

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NECの導入事例の詳細

https://www.a10networks.co.jp/case/files/CS_JP_NECCorporation_Oct2020.pdf

A10 Networks / A10ネットワークス株式会社について

A10 Networks(NYSE: ATEN)は、サービス事業者やクラウド事業者および企業で利用される5Gネットワークやマルチクラウドアプリケーションのセキュリティを確保します。高度な分析や機械学習、インテリジェントな自動化機能により、ミッションクリティカルなアプリケーションを保護し、信頼性と可用性を担保します。A10 Networksは2004年に設立されました。米国カリフォルニア州サンノゼに本拠地を置き、世界117か国のお客様にサービスを提供しています。

A10ネットワークス株式会社はA10 Networksの日本子会社であり、お客様の意見や要望を積極的に取り入れ、革新的なアプリケーションネットワーキングソリューションをご提供することを使命としています。

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