A10ネットワークス株式会社(本社:東京都港区、日本法人代表 兼 社長 米国本社ヴァイスプレジデント兼務:川口 亨、以下A10)は、株式会社クララオンライン(本社:東京都港区、代表取締役社長:家本 賢太郎、以下、クララオンライン)が、同社のNutanixをベースにした次世代エンタープライズ向けクラウドサービス「CLARIS」の負荷分散サービスとして、A10の仮想アプライアンス「A10 vThunder ADC」を導入したことを発表します。

導入背景

クララオンラインは、インターネット黎明期に開始したサーバーホスティングサービスを中心に、日本や中国、アジア各地でクラウドサービスや運用・コンサルティングサービスを展開しています。同社は2018年、事業の中核となるホスティングサービスの拡張性や運用効率を向上すべく、仮想サーバーを従来の3Tier構成からNutanixのハイパーコンバージドインフラ(HCI)基盤に刷新し、初期費用を必要としない次世代エンタープライズ向けのHCI as a ServiceであるCLARISを提供開始しました。

クララオンラインは、ホスティングサービスの更なる変革のため、長年物理アプライアンスで運用し、複雑化していた負荷分散をはじめとするネットワーク基盤を仮想アプライアンスに移行し、インフラ全体を仮想環境で統合することを決定しました。そのためには、ネットワーク基盤もHCIのハイパーバイザー上で構築する必要がありました。

クララオンラインは、NutanixのハイパーバイザーであるAHV上での動作保障がされ、物理アプライアンスと同様の機能が使用できることを理由に、A10の仮想ADC(アプリケーション・デリバリー・コントローラー)であるA10 vThunder ADCを、CLARISの負荷分散およびSSLオフロード処理のために採用しました。

導入効果

同社は、2019年12月にCLARISのHCI基盤上にA10 vThunder ADCを実装し、負荷分散およびSSLオフロード処理により仮想マシンのパフォーマンスを強化しました。物理アプライアンスの調達と比べて約4分の1に実装期間を短縮し、インフラ全体を仮想化したことで、シンプルな運用体制および変革を推進しやすい柔軟な環境を構築しています。

また、A10 vThunder ADCが搭載する独自OSのソフトウェアアーキテクチャにより、Nutanixの汎用CPUにおいても、実運用でも充分な負荷分散およびSSLオフロード処理のパフォーマンスを実現しています。

今後の展開

今後クララオンラインは、帯域幅を複数インスタンスに払い出せるサブスクリプションライセンス「A10 FlexPool®」によりホスティングサービスだけではなく、全社のインフラ基盤全体へと、A10 vThunder ADCの活用範囲を拡げることを計画しています。

クララオンラインのA10 vThunder ADC導入の詳細はこちらをご覧ください。

A10 Networks / A10ネットワークス株式会社について

A10 Networks(NYSE: ATEN)は、サービス事業者やクラウド事業者および企業で利用される5Gネットワークやマルチクラウドアプリケーションのセキュリティを確保します。高度な分析や機械学習、インテリジェントな自動化機能により、ミッションクリティカルなアプリケーションを保護し、信頼性と可用性を担保します。A10 Networksは2004年に設立されました。米国カリフォルニア州サンノゼに本拠地を置き、世界117か国のお客様にサービスを提供しています。

A10ネットワークス株式会社はA10 Networksの日本子会社であり、お客様の意見や要望を積極的に取り入れ、革新的なアプリケーションネットワーキングソリューションをご提供することを使命としています。

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