革新的なアプリケーションネットワーキングとセキュリティソリューションを提供するA10ネットワークス株式会社(本社:東京都港区、日本法人代表 兼 社長 米国本社バイスプレジデント 日本 アジア太平洋地域 代表:川口 亨)は、通信事業者である株式会社ファミリーネット・ジャパンが、VNE事業の基盤強化およびIPoE変換装置を更新するため、キャリアグレードNATソリューション「A10 Thunder CGN」を導入したことを発表します。

■ 導入背景

ファミリーネット・ジャパンは、集合住宅向けインターネット接続サービスを提供するISP事業およびVNE事業を展開しています。ユーザー数の増加やトラフィックの拡大にともない、同社では第二世代バックボーンの整備とともに、IPoE変換技術であるLightweight 4over6(LW4o6)およびDual-Stack Lite(DS-Lite)接続方式に対応したハイパフォーマンスなIPoE変換装置の導入を検討していました。
そこで、国内外での豊富な導入実績と1Uサイズながら200Gbpsのトラフィック処理が可能なスペックを備えたA10 Thunder CGNの採用を決定しました。

■ 導入効果

今回の更新プロジェクトでは、既存環境を踏襲しながら半年という短期間で移行を実現しました。サービスを停止することなく移行したことでユーザーへの影響は一切なく、既存のコンフィグレーションをそのまま適用できたことにより、検証や移行作業の工数も大幅に削減されました。

ラックの物理的な制約があるなかでも1Uで高い処理能力を発揮しており、CPU負荷に余裕を残しつつ、ワイヤーレートに近いトラフィックでもトラブルが起こらない安定稼働を実現しています。現在は、東西それぞれのユーザーを収容する冗長構成で計4台のA10 Thunder CGNが稼働しており、3万回線を超えるユーザーに安定したサービスを提供しています。

将来的には回線数の増加に応じてA10 Thunder CGNの増設が予定されているほか、事業方針の変化にも柔軟に対応できる基盤として、A10 Thunder CGNの持つ帯域制御やDNSキャッシュ機能の活用も視野に入れています。

■ ファミリーネット・ジャパンのネットワーク構成図

ファミリーネット・ジャパンのネットワーク構成図

■ A10 Thunder CGNについて

A10 Thunder CGNは、通信事業者や大規模ネットワーク環境におけるIPv4アドレス枯渇問題への対応と、IPv6移行を同時に実現するキャリアグレードNATソリューションです。IPv4とIPv6の共存を可能にする多様な変換技術(DS-Lite、LW4o6、NAT64/DNS64、MAP-E、MAP-T、464XLATなど)を1台でサポートし、柔軟なネットワーク構成を実現します。

A10 Thunder CGNは、1Uサイズのコンパクトな筐体でありながら、数百Gbpsのスループットと数億セッション規模の同時接続処理能力を備えており、ラックスペースの制約がある環境でも高いパフォーマンスを発揮します。また、NAT IPアドレスプールに対するDDoS防御機能や、セッション管理の最適化により、安定したサービス提供を支援します。

■ A10 Networks / A10ネットワークス株式会社について

A10 Networks は、オンプレミス、ハイブリッドクラウド、エッジクラウド環境における、セキュリティ、インフラストラクチャの課題を解決するソリューションを提供しています。大手グローバル企業や通信、クラウド、Webサービス事業者まで7000社以上のお客様に導入いただいており、ビジネスに不可欠なアプリケーションやネットワークの安全性、可用性、効率性を高めています。A10ネットワークスは2004年に設立されました。米国カリフォルニア州サンノゼに本社を置き、世界中のお客様にサービスを提供しています。

A10ネットワークス株式会社はA10 Networksの日本子会社であり、お客様の意見や要望を積極的に取り入れ、革新的なアプリケーションネットワーキングソリューションをご提供することを使命としています。

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  • ※A10 ロゴ、A10 NetworksおよびA10 Thunderは米国およびその他各国におけるA10 Networks, Inc. の商標または登録商標です。
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