革新的なアプリケーションネットワーキングとセキュリティソリューションを提供するA10ネットワークス株式会社(本社:東京都港区、日本法人代表 兼 社長 米国本社バイスプレジデント 日本 アジア太平洋地域 代表:川口 亨)は、四日市市(三重県)が、Microsoftライセンス認証の安定化とPACファイル運用からの脱却を目的に、統合型ADC+ファイアウォール製品「A10 Thunder CFW」を採用したことを発表します。

四日市市、A10 ロゴ

■ 導入背景

四日市市では、情報化実行計画に基づき、庁舎内のITインフラ整備とデジタル戦略を推進しています。その中で、DX加速の障壁となっていたのが、端末更新のタイミングで発生するMicrosoft 365のライセンス認証の不安定さとPAC運用による担当者の負担でした。

これらの課題を解決するため、ローカルブレイクアウトによるMicrosoft認証が可能で、プロキシとして高性能なアプライアンス製品の導入を検討。クラウドサービスの拡張利用も視野に入れた入札の結果、同時セッション数やSSL復号処理などの要件に対して高いコストパフォーマンスを示したA10 Thunder CFWが採用されました。

■ 導入効果

導入時には、端末の入れ替えやIDaaS基盤の導入など複数のプロジェクトが並行して進行していましたが、A10 Thunder CFWはパフォーマンスチューニング不要でシンプルに展開できたため、全体のリソースを大幅に削減することができました。

導入後は、庁舎内の5,000台以上のPCのうち約3,000台がA10 Thunder CFWを経由したローカルブレイクアウトにより、Microsoft 365の認証を安定的に実現。属人的なPACファイル運用から脱却し、業務負担の軽減にもつながりました。

現在はMicrosoft 365の認証に活用されていますが、今後はExchange Onlineやその他多様なクラウドサービスの利用も視野に入れています。情報化実行計画の第二期では、αモデルからβ'モデルへの移行が検討されており、ファイアウォール、IPsec VPN、DDoS防御など複数のセキュリティ機能を1筐体に集約できるA10 Thunder CFWが、境界防御の中核として活用できると期待されています。

■ 四日市市のネットワーク構成図

四日市市の導入イメージ図

■ A10 Thunder CFWについて

A10 Thunder CFWは、企業や自治体のクラウドサービスの活用促進に必要となるさまざまなネットワーク・セキュリティ機能を統合したセキュリティプラットフォームです。通信制御機能により、クラウドサービスのドメイン名を基に、通信を柔軟かつ正確に振り分け、ネットワークの逼迫にも対応します。また、A10 Thunder CFWは自治体のネットワーク環境における通信を集約し、Microsoft 365の通信を直接インターネットに振り分けるとともに、インターネット回線の負荷分散も担い、レスポンス低下やアクセス遅延を防ぎます。さらに、不定期に更新されるMicrosoft 365ドメインの自動更新にも対応しているほか、日本語による分かり易いGUIにより運用の負荷軽減にも寄与します。

■ A10 Networks / A10ネットワークス株式会社について

A10 Networks は、オンプレミス、ハイブリッドクラウド、エッジクラウド環境における、セキュリティ、インフラストラクチャの課題を解決するソリューションを提供しています。大手グローバル企業や通信、クラウド、Webサービス事業者まで7000社以上のお客様に導入いただいており、ビジネスに不可欠なアプリケーションやネットワークの安全性、可用性、効率性を高めています。A10ネットワークスは2004年に設立されました。米国カリフォルニア州サンノゼに本社を置き、世界中のお客様にサービスを提供しています。

A10ネットワークス株式会社はA10 Networksの日本子会社であり、お客様の意見や要望を積極的に取り入れ、革新的なアプリケーションネットワーキングソリューションをご提供することを使命としています。

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  • ※A10 ロゴ、A10 NetworksおよびA10 Thunderは米国およびその他各国におけるA10 Networks, Inc. の商標または登録商標です。
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