A10ネットワークス株式会社(本社:東京都港区、日本法人代表 兼 社長 米国本社ヴァイスプレジデント兼務:川口 亨、以下A10)は、舞鶴市(所在地:京都府舞鶴市)が、ウェルビーイングな環境整備実現のため「A10 Thunder CFW」を導入したことを発表します。

■導入背景

舞鶴市は現在、2022年に策定した「舞鶴市DX推進計画」を基に、デジタル推進課が中心となって業務のデジタル化による住民サービスや市民満足度の向上の実現に注力しています。

同市は、三層分離におけるαモデルを堅持しながら、官民一体となった取り組みを円滑に行うための外部連携しやすいネットワーク環境を構築し、柔軟なクラウド利用の実現方法を模索していました。

LGWAN (総合行政ネットワーク)接続系の端末からでもクラウドサービスにセキュアかつ柔軟にアクセスが可能なローカルブレイクアウト環境の実現を目指し、職員約1000名が利用しても十分なパフォーマンスが得られること、特定のクラウドサービスを安全にブレイクアウトできること、ホスト名での通信振分けが可能なことを要件に挙げた結果、A10 Thunder CFWの採用が決定しました。

■見込まれる導入効果

多くの業務システムがクラウド移行するなか、A10 Thunder CFW は、SaaSアプリケーションのトラフィックなど特定の通信のみをインターネットへ直接アクセス可能とするローカルブレイクアウトを実現します。セキュアWebゲートウェイだけでなく、ファイアウォール、IPsec VPN、ロードバランサなどを1ボックス、1ライセンスで提供しており、設備と運用の双方でコスト削減が可能です。

同市は、A10 Thunder CFWの導入により、クラウドサービスやコミュニケーションツール、クラウドストレージなどを安全に利用できる環境を整備しました。また、従来のVDIによる仮想閲覧環境から脱却することで、業務の効率化への貢献にも寄与します。

今後は、ローカルブレイクアウトによるクラウド利用の加速が進むことで、住民の方とのやり取りを活発化し、データの利活用を進め、最終的には住民と職員双方のウェルビーイングの実現が期待されています。同時に、Webプロキシによるローカルブレイクアウトだけでない幅広い機能にも注目し、今後βモデルに移行することも想定した負荷分散のためのロードバランサなどの活用方法も検討していく予定です。

■導入イメージ図

導入イメージ
A10 Thunder CFWを導入した舞鶴市のネットワーク構成図

■本事例の詳細資料

https://www.a10networks.co.jp/case/files/A10_CS_MaizuruCity.pdf

A10 Networks / A10ネットワークス株式会社について

A10 Networksは、オンプレミス、ハイブリッドクラウド、エッジクラウド環境における、セキュリティ、インフラストラクチャの課題を解決するソリューションを提供しています。大手グローバル企業や通信、クラウド、Webサービス事業者まで7000社以上のお客様に導入いただいており、ビジネスに不可欠なアプリケーションやネットワークの安全性、可用性、効率性を高めています。A10ネットワークスは2004年に設立されました。米国カリフォルニア州サンノゼに本社を置き、世界中のお客様にサービスを提供しています。

A10ネットワークス株式会社はA10 Networksの日本子会社であり、お客様の意見や要望を積極的に取り入れ、革新的なアプリケーションネットワーキングソリューションをご提供することを使命としています。

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