A10ネットワークス株式会社(本社:東京都港区、日本法人代表 兼 社長 米国本社ヴァイスプレジデント兼務:川口 亨、以下A10)は、琉球大学(本部所在地:沖縄県中頭郡)が、GIGAスクール構想対応を含むトラフィック増加対策として、A10のセキュリティプラットフォーム「A10 Thunder CFW」を導入したことを発表します。

導入背景

琉球大学は、7つの学部や9つの大学院研究科、そして附属病院や附属学校を擁する総合大学として、地域や国際社会で活躍する人材を育成しています。同大学は、2019年から2020年にかけて、ネットワークのパフォーマンス改善や附属学校のGIGAスクール構想対応のために、学術情報ネットワーク「SINET」への接続回線や付属の小中学校の敷設回線を増強しました。しかし、回線増強に伴うネットワーク帯域の増大により、URLフィルタリングのための暗号化通信の復号処理やトラフィックの分散を担っていた複数台のUTM(統合脅威管理)アプライアンスの性能に課題を抱えていました。

同大学は、UTMの負荷を軽減するために、URLフィルタリングを必要としないSaaSトラフィックを直接インターネットに振り分ける、トラフィックのオフロードを実施することを検討しました。オフロードを実現するソリューションとして、独自のハードウェアアーキテクチャによる高い性能と、総合大学に不可欠な学校や学部毎のポリシー適用を実現できる仮想分割機能を備えていることを決め手に、A10のセキュリティプラットフォーム「A10 Thunder CFW」を採用しました。

導入効果

A10 Thunder CFWは、企業や自治体のクラウドサービスの活用促進に必要となるさまざまなネットワーク・セキュリティ機能を統合したセキュリティプラットフォームです。クラウドサービスの利用増加に伴うトラフィックの逼迫に対しても、オフロードを含む柔軟なトラフィック振り分け機能によりネットワークの負荷を軽減します。

現在、学生や教職員約1万5000人のトラフィックを処理する同大学の本番環境にA10 Thunder CFWが導入されています。オンライン授業で利用するMicrosoft Teamsやコンテンツを共有するMicrosoft SharePointといったMicrosoft 365を中心としたSaaSトラフィックをA10 Thunder CFWがUTMを介さず迂回させることで、UTMの負荷を軽減しています。ウィズコロナ下で継続してトラフィックが増大しても十分に対応できるパフォーマンスの高いネットワーク環境を、UTMの刷新と比べて約半分のコストで構築しています。

また、アプライアンス内で仮想分割をすることでテナント毎での管理が可能なADP(アプリケーションデリバリパーティション)機能により、学部や学校ごとに異なるポリシーを適用し、将来的なキャンパス移転にも対応できる、柔軟な運用体制を築けています。同大学は今後、A10 Thunder CFWの備える、暗号化通信を復号するSSL/TLS可視化機能やファイアウォール機能、NAT処理などの豊富なネットワーク・セキュリティ機能の活用範囲を拡げ、UTMが担っていた役割を分散していく予定です。

琉球大学の導入事例の詳細

https://www.a10networks.co.jp/case/files/A10_CS_JP_RyukyuUniv_2021May.pdf

A10 Networks / A10ネットワークス株式会社について

A10 Networks(NYSE: ATEN)は、サービス事業者やクラウド事業者および企業で利用される5Gネットワークやマルチクラウドアプリケーションのセキュリティを確保します。高度な分析や機械学習、インテリジェントな自動化機能により、ミッションクリティカルなアプリケーションを保護し、信頼性と可用性を担保します。A10 Networksは2004年に設立されました。米国カリフォルニア州サンノゼに本拠地を置き、世界117か国のお客様にサービスを提供しています。

A10ネットワークス株式会社はA10 Networksの日本子会社であり、お客様の意見や要望を積極的に取り入れ、革新的なアプリケーションネットワーキングソリューションをご提供することを使命としています。

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