※本ブログは米国時間2025年7月24日に公開されたA10本社ブログの日本語訳です。原文はこちらからご覧ください。

サイバーセキュリティを取り巻く現実は厳しいものがあります。サイバー攻撃は絶え間なく発生し、進化を続けています。今日の攻撃者は、レイヤ7へのDDoS攻撃、API侵害、ユーザー認証情報の窃取、ゼロデイ脆弱性の悪用など、これら全てを同時進行で仕掛けてきます。これらは単なる単発のインシデントではなく、ビジネスロジックの理解を悪用した、長期間潜伏する巧妙な攻撃の一部である可能性があります。社内のセキュリティオペレーションセンター(SOC)は、可視性やリソース、ツールが不足しており、進化する脅威に対応しきれず、まるで複数のモグラ叩きを同時にしているような状況です。

脅威とノイズの識別

セキュリティチームは、ただアラートに反応するだけの対応ではなく、脅威に先回りして対応したいと考えています。しかし、帯域幅の制限、誤検知、分断されたセキュリティツールが障害となり、真の脅威によるアラートと、誤検知の両方に対応する羽目になっています。

その結果、対応時間の遅延、重大な脅威の見逃し、疲弊、そして侵害に伴う罰金といった事態に陥ります。さらに悪いことに、長期間潜伏する巧妙な攻撃はシステムに静かに侵入し、本格的な攻撃を開始するまで数ヶ月間潜伏することもあります。人員不足に悩む社内SOCは、強力な防御を構築するどころか亡霊を追いかけ、過重な負担を強いられています。

ThreatX by A10 NetworksによるマネージドSOC

ThreatXのマネージドSOCは、従来の脅威対策を一新します。脅威の亡霊を追いかけるのではなく、関連性の低い脅威を排除し、関連性のある脅威の阻止に集中できるようにします。ThreatXのSOCは、オールインワンのWebアプリケーションおよびAPI保護プラットフォームとして、お客様に代わってThreatXソリューションスイート内のすべてを管理します。24時間365日体制の専門アナリストチームがお客様のチームに加わることで、社内チームは単なる火消しではなく、高い回復力をもつ防御の構築に集中していただくことが可能となります。

ThreatXはどのように組織を守るのか

  • 重大度の高いアラートのみ通知: ThreatX は、行動学習、エンティティおよびトランザクションの追跡、適応型リスクスコアリングを使用して、最も重大な脅威のみにフラグを立てます。
  • WebアプリとAPIの統合保護: Web アプリと API の両方にわたって、OWASP の脆弱性、ボット攻撃、アカウント乗っ取り、レイヤ 7 DDoS攻撃などに対する総合的な保護を提供します。
  • 24 時間 365 日の監視と対応: ThreatX アナリストは、トラフィックを積極的に監視し、脅威をブロックし、ポリシーを微調整し、異常をリアルタイムで調査します。
  • CVEへの対応を自動化: ThreatXのSOC は、お客様の手を煩わせることなく、CVEやゼロデイ脅威への保護を常時更新します。

ThreatX 導入によるメリット:

  • 重要なアラートのみの通知
  • 事前対応によりビジネスへの影響を最小化
  • 社内セキュリティチームが重要業務に集中できる環境の構築
  • 監査対応に役立つ詳細なログとレポート

社内セキュリティチームに勝ち目のないモグラ叩きゲームをさせるのは、もう終わりにしましょう。ThreatXポートフォリオを管理するSOCがあれば、もうそんな必要はないのです。ThreatX by A10 Networksは、セキュリティ体制を事後対応型からレジリエンス型へと転換します。これにより、チームは収益性と拡張性に優れた未来を構築することに注力できるようになるでしょう。