A10ネットワークス、AIアプリケーションの配信を安全にし、
サイバーレジリエンスを強化するための構想を発表

本リリースは、2024年10月16日に米国で発表されたプレスリリースの抄訳をベースにしています。

A10 Networks(本社：米国カリフォルニア州サンノゼ、以下A10)は、ユーザがサイバー攻撃に対する耐性を強化し、AIをもっと活用できるようにするためのセキュリティ機能とAIベースのソリューションを提供します。これらのソリューションは、インフラを保護、管理し、サイバーセキュリティリスクを低減しつつ、ユーザ体験とパフォーマンスを向上させ、ITインフラの簡素化を可能にします。

生成AI(GenAI)と大規模言語モデルは、高性能GPUと共に使用されることで、効率性、意思決定、そしてユーザ体験の向上を促進できるようにしました。組織は、AIインフラをクラウドやオンプレミスに実装し、ハイブリッドクラウド戦略を加速させています。同時に、既存のAIモデルによる様々なサイバーリスクも生み出しています。IBMの調査によると、データ侵害のコストは、1件あたり488 万ドルと大幅に増加しており、最も高いコストが発生している医療、金融サービス、工業、テクノロジの各業種は、AIを最も多く導入している業界です。攻撃者は脆弱性を悪用しており、組織のリスクは高まっています。テクノロジが進化し続ける中、デジタルビジネスは、AI、セキュリティ、インフラストラクチャのソリューションを簡単に導入、管理、自動化できる統合プラットフォーム上に構築された、最先端のテクノロジを必要としています。

AI-ReadyのOSソフトウェアバージョンの提供

A10は、独自OSであるAdvanced Core Operating System(ACOS)の強化を継続しており、次期バージョンでは、AI関連機能を完全に統合したソフトウェアをリリースする予定です。2024年第４四半期のリリースを予定しているこのACOSバージョンでは、生成AIとの連携を強化することで、計算負荷の高いタスクの一部を負荷分散、オフロードできるようになります。その結果、生成AIによるサービスを提供しているシステムは、業界最高クラスのスループットと最も低いレイテンシを提供できるようになります。

新しい管理プラットフォームの提供

A10は、今後リリースするACOSの新バージョンにあわせて、2024年第４四半期に新しい管理プラットフォームの提供を開始します。これまで、A10のDDoS対策製品であるA10 Defendシリーズと、そのほかの製品群は別々の管理プラットフォームを使用していましたが、この度これらを統合し、新たに「A10 Control」という製品名でプラットフォームを一新して提供します。ユーザは、A10 Controlを使用することで、一つのインターフェースから全てのA10デバイスを管理可能となり、全トラフィックの可視化も可能となります。また、今後AIを活用した機能も実装していくことで、管理プラットフォーム側での利便性も向上させます。

AIを活用したボット対策

A10は、サイバーセキュリティ対策を提供するA10 Defendシリーズのポートフォリオを拡大していきます。今後、A10 Defendには、今まで提供していたWebアプリケーションファイアウォールやDDoS攻撃対策、DDoS脅威インテリジェンスに加えて、AIを活用したボット対策を追加します。このソリューションにより、ユーザはボットの脅威から重要なアプリケーションやAPIを保護することができるようになります。

「A10は20年以上にわたり、技術革新を通じて、企業がコネクティビティとセキュリティの目標を効率的に達成できるよう支援してきました。当社のお客様がインフラを強化するためにAIを活用するケースが増えており、テクノロジ環境は急速に進化し続けています。こうした中、当社独自の価値を提供することは、さらに重要になっています」と、A10 Networksの社長兼CEOであるDhrupad Trivediは述べています。「A10はお客様とともに歩み、お客様の現在および将来のビジネス成果を実現するために革新を続けています。」

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