A10ネットワークス株式会社(本社:東京都港区、日本法人代表 兼 社長 米国本社ヴァイスプレジデント兼務:川口 亨、以下A10)は、八代市(熊本県)が、業務のデジタル化推進のために、統合型ADC+ファイアウォール製品「A10 Thunder CFW」を採用したことを発表します。

■採用背景:

八代市は現在、2022年度からスタートした「八代市デジタル化推進基本計画」を基に「デジタルでつながる未来都市~Move forward! 八代~」の実現に注力しています。同計画では、防災や市民サービス、医療・保健・福祉など9つの分野でのデジタル化を推進しており、その中には、クラウドサービスの利用によりテレワーク・オンライン会議の促進や生産性を向上させる職員向けのデジタル化も含まれます。

同市は業務のデジタル化の中核基盤としてMicrosoft 365の採用を決定しましたが、従来からの三層分離(αモデル)のネットワーク環境で運用するためには、LGWAN(総合行政ネットワーク)からの通信手段に課題がありました。加えて、Microsoft 365の活用によりプロキシの負荷が増大するなど通信量が逼迫することで、職員の生産性を低下させてしまう懸念がありました。

同市は、Microsoft 365を活用するための通信の振り分けを実現するソリューションとして、自治体の通信制御における豊富な実績を備え、Microsoft 365において頻繁に発生するドメイン変更にも自動対応できることを決め手に、A10 Thunder CFWを採用しました。

■見込まれる導入効果:

A10 Thunder CFWは、企業や自治体のクラウドサービスの活用促進に必要となるさまざまなネットワーク・セキュリティ機能を統合したセキュリティプラットフォームです。通信制御の機能では、クラウドサービスのドメイン名を基に、通信を柔軟かつ正確に振り分け、ネットワークの逼迫にも対応します。

同市は、A10 Thunder CFWの導入により、全職員約1,200名がMicrosoft 365を快適に利用できるネットワーク環境の構築を進めています。A10 Thunder CFWは、LG-WAN接続系の端末からの通信を集約し、Microsoft 365の通信を直接インターネットに振り分け、加えて、インターネット回線の負荷分散も担い、レスポンス低下やアクセス遅延を防ぎます。

Microsoft 365のライセンス認証宛先のドメイン変更にも自動対応し、日本語による分かり易いGUIで高度な専門知識を有する職員以外も操作できるようになることで、運用の負荷軽減にも寄与します。

今後、同市はMicrosoft 365以外のクラウドサービスの通信も、A10 Thunder CFWで振り分けることを検討しています。将来的なクラウドサービス活用拡大も見据えた柔軟な環境を構築することで、業務のデジタル化を加速させていく予定です。

A10 Networks / A10ネットワークス株式会社について

A10 Networks(NYSE: ATEN)は、サービス事業者やクラウド事業者および企業で利用される5Gネットワークやマルチクラウドアプリケーションのセキュリティを確保します。高度な分析や機械学習、インテリジェントな自動化機能により、ミッションクリティカルなアプリケーションを保護し、信頼性と可用性を担保します。A10 Networksは2004年に設立されました。米国カリフォルニア州サンノゼに本拠地を置き、世界117か国のお客様にサービスを提供しています。

A10ネットワークス株式会社はA10 Networksの日本子会社であり、お客様の意見や要望を積極的に取り入れ、革新的なアプリケーションネットワーキングソリューションをご提供することを使命としています。

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