最新情報

A10、次世代ADCとHarmony Controllerの連携強化により、 マルチクラウド環境下でのアプリケーション配信の簡略化と自動化を実現

A10 ネットワークスは、次世代アプリケーション・デリバリー・コントローラー (ADC)「A10 Thunder ADC(以下、Thunder ADC)」と、マルチクラウドに対応したアプリケーション分析と一元管理のためのプラットフォーム「A10 Harmony Controller(以下、Harmony Controller)」の連携機能を強化しました。これにより、Harmony ControllerでThunder ADCシリーズを集中管理しつつ、KubernetesやAnsible Playbookとの連携など、様々な新機能が利用できるようになります。

ITとソフトウェアの役割が重要になるにつれて、組織はより機敏性(アジリティ)を求めるようになりました。アプリケーションの迅速なデプロイや制御、最適化は、収益や競争優位性、顧客満足度の向上に直結しています。アプリケーションは、システムがどこで構成されているかにかかわらず、安全で迅速に配信される必要があります。

Thunder ADCがHarmony Controllerと密に連携することにより、アプリケーション配信をインテリジェントに管理、制御、自動化できます。これにより、アジリティの最大化や実用的で詳細な情報の入手、アプリケーションの可用性とセキュリティを確保しながらのTCOの削減と運用の簡素化を実現します。

Thunder ADCとHarmony Controllerの主な機能拡張は以下となります。

  • レイヤ4-7のアプリケーション毎の分析機能を拡張し、数百のメトリックを使った分析結果を集計、またはリクエスト毎にリアルタイムで入手できるようになりました。
  • A10 Ingress Controller for Kubernetesを構成した環境でAnsible PlaybookなどのDevOpsツールと、Thunder ADCとの連携を実現しました。
  • Thunder ADC とHarmony Controllerの連携において、VMwareのvRealize OrchestratorやCiscoのUCS Directorを含むプライベートクラウドオーケストレーションツールと連携できるようになりました。
  • 仮想アプライアンスであるA10 vThunder ADCとHarmony Controller は、ハイパーコンバージドインフラ(HCI)のNutanix社から「Nutanix Ready」認定を受けました。

Harmony Controllerで Thunder ADCを利用することの利点は以下になります。

  • 実用的なインテリジェンス:ユーザーエクスペリエンスやエンドツーエンドの遅延、状況に応じたトラフィックプロファイル、異常、悪意のある侵入、サーバーの健全性、利用レベルを可視化することで、インフラストラクチャのプロアクティブな改善が可能になります。
  • マルチクラウドのサポート:サービスや管理、可視性をオンプレミスと同様にしたまま、アプリケーションをハイブリッドクラウド環境へ移行できます。
  • ワークフローの自動化:アプリケーションのデプロイ時間を短縮し、問題解決時間を最大80%まで短縮することにより、ROIを3倍~6倍に向上させます。
  • DevOpsの俊敏性を向上:ネットワークチームとアプリケーション開発チーム間のコラボレーションを可能にする、ソフトウェアによる集中管理機能を提供します。
  • 簡単なデプロイ:Harmony Controllerとの緊密な連携により、単一画面からのシンプルな操作で、アプリケーションの展開や制御、管理、エラスティックな拡張を行うことができます。