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A10、セキュリティ機能の強化と優れたコストパフォーマンスを実現するThunder ADC最新アプライアンスを提供開始

旧世代モデルの3倍以上のSSLパフォーマンスと、ハードウェアによる2倍のDDoS防御機能を実現

アプリケーションネットワーキングのテクノロジーリーダーであるA10ネットワークス株式会社(本社:東京都港区、日本法人代表 兼 社長 米国本社ヴァイスプレジデント兼務:川口 亨、以下A10)は、アプリケーション・デリバリー・コントローラー Thunder ADCアプライアンスの新しいミッドレンジと、セキュリティポリシーの適用を高速化するハードウェアであるSPE(Security and Policy Engine)を搭載した最上位のThunder SPEアプライアンスを2015年6月下旬より提供開始することを発表します。A10は、これらのセキュアかつ高性能な新機種により、あらゆる組織の需要に対応できるようThunder ADC製品ラインを拡充します。

今回提供するThunder ADC のミッドレンジは、SSL処理とDDoS攻撃防御に特化した最新のセキュリティ専用ハードウェアを搭載し、優れたプライスパフォーマンスを実現します。また、SPEハードウェアを搭載した最上位のThunder SPEアプライアンスは、大手Web事業者やサービスプロバイダーのような最も要件の厳しいデータセンターアプリケーションやネットワークのセキュリティを強化します。

ビジネスの「デジタル化」、ビッグデータ、クラウド、モビリティといった市場のトレンドを受けて、ハイパフォーマンスなデータセンターインフラ向けソリューションの需要が高まっています。データセンターのトラフィックが急増する中、顧客データ保護のためのSSL暗号化の必要性は一層加速しており、企業はSSLオフロードやSSLインスペクションに対する戦略を再考する必要に迫られています。A10のThunder ADCの最新機種は、レイヤー4およびレイヤー7の1秒あたりのコネクション数(CPS)やSSLパフォーマンスのベンチマークにおいて、旧世代製品と比べ3倍以上のSSLパフォーマンスを誇る性能を実現し、今日高まり続けるセキュリティの要件に対応します。

また、新しいミッドレンジモデルは、モジュール化されたSSLコンポーネントによりお客様のIT投資を削減することができます。SSL高速化ハードウェアのモジュール化を念頭に設計され、将来的に現行のSSLプロセッサーから、より高性能な次世代SSLテクノロジーへアップグレードすることも可能になります。

これらのThunder ADCの最新機種は、A10の独自OS「ACOS(Advanced Core Operating System)」をベースとしており、ACOSによる業界をリードする優れたコストパフォーマンスとセキュリティ機能を提供します。既存のThunder ADC各機種と同様、データセンターを効率化する設計、大規模データセンター運用における重要な指標であるラックスペースや冷却装置、消費電力の削減も実現しています。

A10 Networksのグローバルマーケティング担当ヴァイスプレジデントであるSanjay Kapoorは、次のように述べています。「盛んに報道されているように、DDoS攻撃やデータ漏えいが増え続ける中、企業規模に関わらずあらゆる組織が、大規模化・複雑化する攻撃への有効な手段を必要としています。A10のSoftware-definedなプラットフォームであるACOSを搭載した新しいミッドレンジモデルにより、サービスプロバイダーや大手Webベンダーだけでなく、中規模の企業に対しても優れたセキュリティ機能を提供できるようになります。」

各アプライアンスの主な仕様は以下の通りです。

Thunder ADCミドルレンジアプライアンス
Thunder 5330(S)
  • ハードウェア:10-Core Xeon CPU, 8x1/10GbE
  • アプリケーションスループット: 78Gbps
  • SSL CPS(コネクション/秒)2048bit:9万6千
  • DDoS・フラッド攻撃防御(SYN/秒):1億1千2百万

Thunder 3430(S)
  • ハードウェア:6-Core Xeon CPU, 4x1GbE, 4x1/10GbE
  • アプリケーションスループット: 42Gbps
  • SSL CPS(コネクション/秒)2048bit: 7万5千
  • DDoS・フラッド攻撃防御(SYN/秒):5千5百万

Thunder 3230(S)
  • ハードウェア:4-Core Xeon CPU, 4x1GbE, 4x1/10GbE
  • アプリケーションスループット: 30Gbps
  • SSL CPS(コネクション/秒)2048bit:5万2千
  • DDoS・フラッド攻撃防御(SYN/秒):5千5百万

※ 「Sがついたモデル」はSSLアクセラレーションASICを搭載。

参考画像:Thunder 5330(S)

Thunder5330_FrontWtop.png

SPEプラットフォーム搭載した、最上位のThunder SPEハードウェアアプライアンス
Thunder 6435(S)
  • ハードウェア:2 x 12-Core Xeon CPUs, 16x1/10GbE, 4x40GbE
  • アプリケーションスループット:153Gbps
  • SSL CPS(コネクション/秒)2048bit : 13万5千
  • DDoS・フラッド攻撃防御(SYN/秒):2億2千3百万

Thunder 5435(S)
  • ハードウェア:10-Core Xeon CPU, 16x1/10GbE, 4x40GbE
  • アプリケーションスループット:78Gbps
  • SSL CPS(コネクション/秒)2048bit : 6万5千
  • DDoS・フラッド攻撃防御(SYN/秒):1億1千2百万

※ 「Sがついたモデル」はSSLアクセラレーションASICを搭載。

参考画像:Thunder 6435(S)

Thunder6435_FrontWtop_low-res.png

価格と提供開始時期について

Thunder ADCの最新機種は6,400,000円より(税別、テクニカルサポート費用は別途)提供します。全製品とも、6月下旬から提供開始予定です。

A10 Networks / A10ネットワークス株式会社について

A10 Networks(NYSE: ATEN)はアプリケーションネットワーキング分野におけるリーダーとして、高性能なアプリケーションネットワーキングソリューション群を提供しています。世界中で数千社にのぼる大企業やサービスプロバイダー、大規模Webプロバイダーといったお客様のデータセンターに導入され、アプリケーションとネットワークを高速化し安全性を確保しています。A10 Networksは2004年に設立されました。米国カリフォルニア州サンノゼに本拠地を置き、世界各国の拠点からお客様をサポートしています。

A10ネットワークス株式会社はA10 Networksの日本子会社であり、お客様の意見や要望を積極的に取り入れ、革新的なアプリケーションネットワーキングソリューションをご提供することを使命としています。

詳しくはホームページをご覧ください。

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