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サクソバンク、最新のオンライントレードプラットフォームにA10 NetworksのThunder ADCソリューションを採用

業界有数のオンライントレード/投資専門企業が、年間2200万回以上の取引実行を可能にするためにA10の次世代アプリケーション配信コントローラを選択

*本内容は、2015年5月28日(米国時間)に米国A10 Networksが発表した報道資料の抄訳版です

2015年5月28日(カリフォルニア州サンノゼ発)アプリケーションネットワーキング分野におけるテクノロジーリーダーであるA10 Networks™(NYSE:ATEN 以下、A10)は本日、重要なトランザクション処理の要件に対応するために、サクソバンクが最新のオンライントレードプラットフォームでA10 のThunder ADC (アプリケーション配信コントローラ)を採用したことを発表しました。

1992年に設立されたサクソバンクは、プロの投資家と同様のツールおよび市場へのアクセスを一般投資家に提供するオンライントレードプラットフォームを早期に開発した金融機関の1つです。創設から20年以上が経過し、欧州における認可済み銀行に成長を遂げたサクソバンクは、トレーディングと投資を専門とし、コペンハーゲンの本店と、拡大を続けるネットワークから成る国際的な顧客ベースを支えています。

その中心をなしている専門のITインフラストラクチャ/開発チームは、30,000以上の金融商品の取引が可能なプラットフォームを、20カ国語以上で提供しています。このプラットフォームは、世界中で100を超える主要金融機関で自社ブランド化されて使用されています。このプラットフォームには、高度なパフォーマンスと耐障害性、そして変動するトレーディングパターンに対応できる拡張性が必要です。2014年だけで、このプラットフォームでは数千億ユーロに相当する2250万回のトレードが実行されました。

サクソバンクのIT調達管理者のRobert Smith氏は次のように述べています。 「当行のプラットフォームでは数千のフィードを使用しており、中には1秒間に数回更新されるものもあります。変動が激しいこの市場では、トレード数が劇的に増加することもあります。これらの理由から、私たちは低遅延を念頭に置き、変化が激しい膨大なデータフローの処理と突発的なトラフィックに対応できる十分な余裕と、当行が期待する耐障害性を維持できるインフラストラクチャを構築しました」。

サクソバンクは、アクティブ/アクティブ構成のネットワーク、データセンター、スイッチ、サーバー、アプリケーションによって完全に冗長化されたインフラストラクチャを運用しており、それらは場所を隔てて、あるいは各サイトレベルで物理的に完全に独立しています。

「当行にはスキルの高い技術インフラストラクチャ/開発チームがあるため、ITに関する私たちの要求は非常に厳しくなります。アップグレードや変更を行う場合には、行内のベータテスト環境で厳密なPOC(概念実証)と技術評価を実施した後、経験を積んだ方法を使って本番環境に慎重に移行します」とSmith氏は言います。

サクソバンクにとって、アプリケーショントラフィック管理は重要な要素です。同行ではCiscoを中心とするネットワーキング環境を使用していましたが、CiscoのACE製品のサポート終了によって大掛かりな再評価を行う必要性が生じました。

「市場を見直すチャンスが訪れた結果、私たちは要求を純粋に満たすアプリケーション配信ソリューションを選定しました」とSmith氏は振り返ります。

サクソバンクは、ネットワーキングおよびアプリケーション開発の両チームから要件を収集し、複数の段階からなる包括的なPOCおよび評価テストを実施する前に候補ベンダーリストを作成しました。Smith氏は次のように述べています。

「当行のベータ環境で実環境の遅延、パフォーマンス、ストームテストを何度も実施したところ、A10は容易に私たちの要件を満たし、予期しないトラフィックのスパイクにも十分に対応できる余裕があることがわかりました。また、すべての質問にプロとしてタイムリーに答えていただき、サポートプロセスの応答の速さにも感銘を受けました」。

POC中に判明したもう1つのメリットはSSLオフロード機能です。この機能によって、重要な暗号化処理をA10の機器に移行し、アプリケーションサーバーの負荷を排除することが可能になりました。テストでは、数万の新規SSLセッションをストレスなく実行することができ、トランザクションに強力なセキュリティを提供するために2048ビット暗号鍵を使用した場合でも同様でした。

A10 Networksのグローバルマーケティング担当VPであるSanjay Kapoorは次のように述べています。「サクソバンク様で稼働している最新のトレードプラットフォームで、弊社のThunder ADCソリューションを選定いただいたことを光栄に思います。A10 Thunder ADCは、あらゆる規模の組織のアジリティ(俊敏性)、拡張性、セキュリティを向上させ、お客様はスピードとハイパフォーマンスへの要求に迅速かつ効率的に対応できるようになります。さらに、A10のソリューションはDevOpsを活用して容易に統合可能であり、RESTベースのAPIを通じてサードパーティ製アプリケーションでサーバーロードバランサ―をリモート制御できるようになります」。

サクソバンクは、A10 Networks Thunder ADCのアクティブ/アクティブ構成の複数ペアを選定しました。それぞれがaFleXスクリプトを使用した高度なレイヤ4-7機能を30Gbpsのスループットで提供し、各データセンターではGSLB機能により最高レベルの耐障害性とパフォーマンスを確保しています。Smith氏は次のように述べています。

「選定プロセスでは、全体を通じて慎重な評価が行われました。当行のシミュレーション環境でA10を実行した結果から、Thunderプラットフォームは余裕を持って私たちの要件に対応可能であり、お客様コミュニティ全体に優れたサービスを提供する基盤になると確信しました」。

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A10 Networks / A10ネットワークス株式会社について

A10 Networks(NYSE: ATEN)はアプリケーションネットワーキングおよびセキュリティ分野におけるリーダーとして、高性能なアプリケーションネットワーキングソリューション群を提供しています。お客様のデータセンターにおいて、アプリケーションとネットワークを高速化し可用性と安全性を確保しています。A10 Networksは2004年に設立されました。米国カリフォルニア州サンノゼに本拠地を置き、世界各国の拠点からお客様をサポートしています。

A10ネットワークス株式会社はA10 Networksの日本子会社であり、お客様の意見や要望を積極的に取り入れ、革新的なアプリケーションネットワーキングソリューションをご提供することを使命としています。

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A10 Networks、A10 Harmony、A10ロゴ、A10 Lightning、A10 Thunder、aCloud、ACOS、ACOS Policy Engine、Affinity、aFleX、aFlow、aGalaxy、aVCS、aXAPI、IDaccess、IDsentrie、IP-to-ID、SSL Insight、Thunder、Thunder TPS、UASG、および vThunderは米国およびその他各国におけるA10 Networks, Inc. の商標または登録商標です。その他上記の全ての商品およびサービスの名称はそれら各社の商標です。

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