カシオ計算機が従業員6千人のクラウドアクセスの改善にA10のThunder ADCを導入
世界的な電子機器メーカーがクラウドアプリケーションの
高速化および高可用性確保をA10 Thunder ADCで実現
アプリケーションネットワーキングのテクノロジーリーダーであるA10ネットワークス株式会社(本社:東京都港区、日本法人代表 兼 社長 米国本社ヴァイスプレジデント兼務:川口 亨、以下A10)は本日、世界的な電子機器メーカーであるカシオ計算機株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役 社長:樫尾 和宏、以下カシオ計算機)が、グループにおけるネットワークリソースの統合およびクラウドアプリケーション性能やユーザーエクスペリエンスの改善のために次世代アプリケーション・デリバリー・コントローラー(ADC)A10 Thunder ADCを導入したことを発表します。
カシオ計算機では2011年の東日本大震災をきっかけに、災害発生時もシステム稼働を継続させるため、オンプレミスベースのシステムからクラウドベースのアプリケーションインフラへの移行を決定し、Google Apps for Workを導入しました。従来からある製品が当初利用されましたが、プロキシサーバーのトラフィック処理能力が不足していました。課題を解決すべく選ばれたのが、A10の次世代ADC「A10 Thunder ADC」です。
A10 Thunder ADC導入効果
- 従来計6台のサーバーで提供していたプロキシーと負荷分散の機能を2台のA10 Thunder ADCに集約
- プロキシーにかかる負荷を約4分の1に軽減し、クラウドへの快適なアクセスを実現
- レポート機能によるリアルタイムな可視化により、アプリケーションの稼働時間を最大化
カシオ計算機のユーザーサポートグループの川出 浩司氏は次のように述べています。 「プロキシサーバーの負荷がたびたび100%近くまで上昇し、チャットやWeb会議、その他アプリケーションがダウンしたという苦情が各国のオフィスから度々寄せられていました。A10 Thunder ADCを導入することで、2台のアプライアンスに6台のプロキシサーバーとロードバランサーを統合できました。100%であったプロキシサーバーの負荷は常に25%以内に収まるようになり、アプリケーションのパフォーマンスだけではなく従業員の生産性も向上しています。」
A10 Networksのグローバルマーケティング担当ヴァイスプレジデントであるSanjay Kapoorは次のように述べています。「カシオ計算機が6,000名の従業員に対して円滑なクラウドアクセスを確保するためA10 Thunder ADCを選択されたことを光栄に思います。当社はお客様の俊敏性、拡張性、セキュリティの向上に努めており、カシオ計算機がネットワーク過負荷による障害を恐れることなくクラウドにアクセスできるよう支援しています。」
カシオ計算機に導入されたA10 Thunder ADCには、将来的には様々なアプリケーションのゲートウェイ機能としての役割も期待されています。他の業務アプリケーションでは商用のプロキシサーバーが使われている部分もあり、A10 Thunder ADCとの連携や統合も含めた全体の最適化を今後は検討していく考えです。さらに、A10 Thunder ADCでは、OSに含まれるすべての機能を追加ライセンスなしで使用することが可能です。カシオ計算機は、暗号化通信を解析して業務に使用するクラウド向けトラフィックと私的な利用を区別できるよう、「SSLインサイト」のような新たな機能を実装しセキュリティの強化にも取り組んでいく予定です。
A10 Thunder ADCシリーズについて
A10 Thunder ADCはアプリケーションアクセラレーションとロードバランシングに加え、SSLインサイト、Webアプリケーションファイアウォール (WAF)、DDoS防御機能を含む仮想化およびセキュリティ機能を搭載した次世代ADCです。さらにA10独自のACOS Harmonyプラットフォームで強化されたA10 Thunder ADCは、低消費電力とスペース削減も実現し、最大のハードウェアパフォーマンスが得られます。
A10 Thunder ADCの特長:
- SSLオフロード機能
- aFleXディープパケットインスペクション (DPI) スクリプトテクノロジー
- 単一のアプライアンスで最大153Gbpsの処理能力
- aXAPI: RESTful APIを使用した完全にプログラミング可能な制御
A10 Thunder ADCの利点:
- シームレスな拡張性
- 高速な処理能力
- アプリケーショントラフィックのプログラミング制御
A10 Thunder ADCは幅広いフォームファクターや豊富なシステムサポートリソースが提供されるだけでなく、高性能な機能が追加ライセンスを必要とせずに利用できます。これはA10の包括的なライセンスにより実現され、お客様の機能拡張に伴う追加ライセンス購入は不要になります。またこれにより柔軟性が高まり、お客様の現在および将来のソリューション要件を満たす機能を提供できるようになります。
関連資料
導入事例はこちらからご覧いただけます。
カシオ計算機株式会社について
カシオ計算機株式会社(カシオ計算機)は、コンシューマエレクトロニクス製品およびビジネスソリューション機器において、世界をリードするメーカーの一社です。1957年の設立以来、カシオ計算機は「創造 貢献」を経営理念とし、計算機の開発で培った先端のデジタル技術を応用して、革新的で想像力に富む製品の創造に取り組んできました。現在、カシオ計算機では、時計、デジタルカメラ、電子辞書、電卓、楽器、システム機器などを提供しています。
A10 Networks / A10ネットワークス株式会社について
A10 Networks(NYSE: ATEN)はアプリケーションネットワーキング分野におけるリーダーとして、高性能なアプリケーションネットワーキングソリューション群を提供しています。お客様のデータセンターにおいて、アプリケーションとネットワークを高速化し可用性と安全性を確保しています。A10 Networksは2004年に設立されました。米国カリフォルニア州サンノゼに本拠地を置き、世界各国の拠点からお客様をサポートしています。
A10ネットワークス株式会社はA10 Networksの日本子会社であり、お客様の意見や要望を積極的に取り入れ、革新的なアプリケーションネットワーキングソリューションをご提供することを使命としています。
詳しくはホームページをご覧ください。
URL:https://www.a10networks.co.jp/
Facebook:http://www.facebook.com/A10networksjapan
A10 Networks, A10 ロゴ, A10 Thunder, Thunder, ACOS, SSL Insightは米国およびその他各国におけるA10 Networks, Inc. の商標または登録商標です。その他上記の全ての商品およびサービスの名称はそれら各社の商標です。
関連情報
SSL可視化とクラウドプロキシを1ボックスで提供するアプライアンスです。
vThunderは、Thunderシリーズアプライアンスの仮想バージョンです。業...
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