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A10ネットワークス、DDoS対策専用アプライアンスThunder TPSに 高度なDDoS攻撃緩和機能を追加

Thunder TPSリリース 3.1により、セキュリティ担当者に、プログラムポリシー制御、 高度なDDoS攻撃緩和、包括的検知、大幅な可視化強化を提供

アプリケーションネットワーキング分野におけるテクノロジーリーダーであるA10ネットワークス株式会社(本社:東京都港区、日本法人代表 兼 社長 米国本社バイスプレジデント兼務:川口 亨、以下A10ネットワークス)は、DDoS対策専用セキュリティアプライアンスThunder™ TPS 用の最新ソフトウェア「Thunder TPSリリース3.1」 を本日より日本国内で提供開始することを発表します。Thunder TPSリリース 3.1では、正規表現や拡張されたaFlex®コマンドを用いた、完全にプログラム可能なポリシーエンジンを提供します。また、高度なDDoS攻撃緩和機能の追加により、「POODLE」攻撃のような最近発見された攻撃にも対応した他、レイヤー4からレイヤー7まで詳細な制御を可能にする高度なレートリミット機能を提供しクラス最高の防御機能を実現します。

Thunder TPSリリース 3.1のもう一つの利点は、合計400以上のグローバルカウンター、宛先指定カウンター、および振る舞いベースカウンターを利用し誤検知を排除することのできる包括的な検知機能です。このきめ細かなフォレンジックにより、高い可用性を維持しながらアプリケーションおよびネットワークを保護することが可能です。可視化機能が大幅に強化されたことで、トラフィックの詳細情報を可視化し正規および異常なトラフィックパターンを包括的に理解することが可能です。また、さらに使いやすくなったGUIにより、ダッシュボードやインシデントレポート、その他豊富なレポート機能によって、DDoSの防御戦略を強化するための分析が行えます。

組織の業務はインターネットに依存しており、サービス中断は収益の大幅な損失、ブランド毀損、法的責任をもたらします。DDoS攻撃は常に進化しており、その規模と複雑性が増す中、アプリケーションやネットワークインフラに重大な損害を与える可能性があります。セキュリティ担当者は、Thunder TPSシリーズを導入することにより、大規模化しより複雑化した攻撃を防御できるようになります。ゲーム、クラウド、インターネットプロバイダーをはじめとした主要な業界での新規導入など、Thunder TPSシリーズは早期に成功を収めており、また、北米IPv6 Task ForceおよびInformation Security誌から業界で著名なアワードを受賞するなど市場の評価を得ています。

A10ネットワークス株式会社 日本法人代表 兼 社長 米国本社バイスプレジデント兼務の川口 亨は次のように述べています。「A10は、ADC(アプリケーションデリバリーコントローラー)、CGN(キャリアグレードネットワーキング)に続く3本目の柱としてセキュリティビジネスを強化しています。Thunder TPS リリース3.1の新たなDDoS攻撃緩和および可視化機能によって、より詳細な脅威の分析や対策強化が可能になり、重要なオンラインリソースや収益に対する損害を回避することができるようになりました。」

Rocky Mountain IPv6 Task Force (RMv6TF) の名誉会長であるScott Hogg氏は次のように述べています。「RMv6TF ではIPv6の普及率増加を考え、IPv4とIPv6を同じようにサポートするための新しいIT製品やサービスの必要性を強く感じています。両プロトコルに対してセキュリティを提供することは、包括的なセキュリティソリューションを求めるA10ネットワークスの顧客に利益をもたらします。A10ネットワークスはIPv6上でも同様に攻撃を検知し軽減する機能を提供しており、私たちは北米IPv6サミットにおいて同社にIPv6対応に関する「Best of Show」を授与したことを喜ばしく思います。」

Thunder TPS リリース3.1 の主要な新機能および機能強化点と特長
プログラミング機能
  • ポリシーエンジン:システム状態や統計情報へのアクセスとともに完全にプログラム可能な集中構成と管理エンジンを提供し、高度なアプリケーションおよびセキュリティポリシー施行を簡素化
  • 正規表現 (regex):即座に受信パケットの検索パターンと一致させ、ポリシーを実施可能
  • BPF (Berkeley Packet Filter):tcpdumpやWiresharkのようなパケットキャプチャーツールで広く使用されるフォーマットによってカスタムフィルターを定義
  • TCLベースのスクリプト機能である拡張aFleX:カスタマイズされたポリシーを作成するための追加オプションを提供

脅威緩和
  • 高度なレートリミット:TCP、UDP、HTTP、DNSに対する設定可能なオーバーリミットアクションにより、TCPやUDPコネクション単位のきめ細やかな制御でレートリミットを設定
  • TLS/SSL 脆弱性に対する保護強化:最近発生した「POODLE」攻撃に対応。クライアントが正常かボットネットの一部であるかを検証するSSL認証を含む
  • MPLS 防御:Thunder TPS がMPLSでカプセル化されたトラフィックを検査可能
  • 高性能NAT (ネットワークアドレス変換):他のネットワーク領域にクリーンなトラフィックを転送するためにトンネリング技術の代替としてサポート

脅威検知
  • 拡張パケット統計:合計400以上のグローバルカウンター、宛先指定カウンター、振る舞いベースカウンターを提供し、トラフィック可視化機能を強化。カウンターはGUIまたはCLIを通じて利用可能
  • 高速な統計エクスポート:sFlowおよびNetFlowベースのプロトコルを使用し、詳細なパケット統計をサードパーティー製の分析デバイスに高速エクスポートすることが可能。FlowTraqやGenieといったテクノロジーパートナーはトラフィック分析強化のために、より多くのデータを受信可能
  • パッシブモードでの導入:通信中のパケットフローに影響を与えることなくThunder TPSを導入可能

可視化
  • 拡張されたログ機能:CEF(Common Event Format)オープンログ管理標準を含み、クロスプラットフォーム対応を強化
  • 拡張されたGUI:使いやすいインターフェイスによりネットワーク統計の詳細概要やレポートの表示、ポリシーの定義および編集が可能

受賞一覧

Thunder TPS は米国においてInformation Security magazine(2014年11月)やIPv6 Task Forceアワード受賞(2014年9月)を含め、その機能、性能、汎用性について業界からの推奨を得ています。

提供日
Thunder TPSリリース 3.1 は本日より、現在Thunder TPSアプライアンスをご利用中のユーザーに提供開始します。

A10 Networks / A10ネットワークス株式会社について

A10 Networks(NYSE: ATEN)はアプリケーションネットワーキング分野におけるリーダーとして、高性能なアプリケーションネットワーキングソリューション群を提供しています。世界中で数千社にのぼる大企業やサービスプロバイダー、大規模Webプロバイダーといったお客様のデータセンターに導入され、アプリケーションとネットワークを高速化し安全性を確保しています。A10 Networksは2004年に設立されました。米国カリフォルニア州サンノゼに本拠地を置き、世界各国の拠点からお客様をサポートしています。

A10ネットワークス株式会社はA10 Networksの日本子会社であり、お客様の意見や要望を積極的に取り入れ、革新的なアプリケーションネットワーキングソリューションをご提供することを使命としています。

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A10 Networks、A10ロゴ、A10 Lightning、A10 Thunder、aCloud、ACOS、ACOS Policy Engine、ACOS Synergy、Affinity、aFleX、aFlow、aGalaxy、aVCS、AX、aXAPI、IDaccess、IDsentrie、IP-to-ID、SoftAX、SSL Insight、Thunder、Thunder TPS、UASG、VirtualN、Virtual Chassisおよび vThunderは米国およびその他各国におけるA10 Networks, Inc. の商標または登録商標です。その他上記の全ての商品およびサービスの名称はそれら各社の商標です。

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