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A10、DDoS防御専用アプライアンスの マルチベクトル型攻撃への対策を強化

最新ソフトウェアによる攻撃検出精度向上と動的なポリシー適用、
Verisign DDoS防御サービスとの連携などを実現

アプリケーションネットワーキングのテクノロジーリーダーであるA10ネットワークス株式会社(本社:東京都港区、日本法人代表 兼 社長 米国本社ヴァイスプレジデント兼務:川口 亨、以下A10)は、DDoS防御専用セキュリティアプライアンス「A10 Thunder TPS」 に関して、Verisign社のクラウド型DDoS防御サービス(Verisign DDoS Protection Services)との連携による拡張機能を含む最新ソフトウェア「Thunder TPSリリース3.2」を、本日より日本国内で提供開始することを発表します。

近年、ボリューム攻撃やプロトコル攻撃といった単体手法によるDDoS攻撃だけではなく、複数の攻撃手法を組み合わせて攻撃規模を増幅させる「マルチベクトル型」DDoS攻撃の被害が増えています。A10の提供するA10 Thunder TPSは、マルチベクトル型のDDoS攻撃に対応するDDoS対策専用のセキュリティアプライアンスです。今回、Verisign社のクラウド型DDoS防御サービスとの連携機能を含む最新ソフトウェアを提供することで、より多くの組織がアプリケーション配信を最適化し、ハイブリッドなDDoS対策を実現することが可能です。

Thunder TPSリリース3.2の主な新機能
  • マルチベクトル型DDoS攻撃の検出精度向上と動的防御:
  • 複数のプロトコルに対応し、振る舞いに基づくしきい値を使ったトラフィックのベースラインにより、平常時のネットワーク状態を把握し、マルチベクトル攻撃による異常を正確に検出できるようになります。また、攻撃に対する防御ポリシーを動的に適用できるため、疑わしいトラフィックをより厳しいポリシーによって段階的に排除し、正当なトラフィックの廃棄を最小化できます。さらにイベントベースのスクリプトにより、DevOpsによる運用の俊敏性向上を実現します。
  • Verisignのクラウド型DDoS防御サービスへの自動通知による、ボリューム型攻撃の防御:
  • Verisign OpenHybrid™ APIを利用したリダイレクトオプションによって、オンプレミスのA10 Thunder TPSからVerisignのクラウド型DDoS防御サービスへアノマリー情報を送信し、ボリューム型DDoS攻撃の防御が必要な場合にトラフィックをクラウドへ転送することが可能です。このハイブリッドソリューションにより、インターネット回線の帯域が限られた組織もA10 Thunder TPSを利用することが可能になります。
  • 既存のDDoS対策ソリューションとの連携による投資保護:
  • 強化されたオープンネットワーキング規格への対応により、既存のDDoS攻撃検出ソリューションと容易に統合可能です。また、SDNコントローラーやセキュリティ製品を含む他の多くのデバイスと緊密な連携が可能です。

今回新たに提供開始したThunder TPSリリース3.2では、Verisign社のDDoS防御サービスとの連携に加えて、以下のソリューションを組み合わせて使用することで、DDoS防御をさらに強化することが可能です。

  • 集中管理システム「aGalaxy」:
  • 複数台導入されたA10 Thunder TPSを一元管理し、管理者がリアルタイムでトラブルシューティングやインシデントの管理、レポート作成を行えるようになります。
  • セキュリティの効果を高める「A10 Threat Intelligence Service」:
  • ThreatSTOP社の提供する脅威監視プラットフォームと連携することで、動的に脅威情報を活用したデータ盗聴からの保護、ネットワーク負荷軽減、攻撃の最小化を実現します。

提供開始時期

Thunder TPSリリース3.2は本日より、現在A10 Thunder TPSアプライアンスをご利用中のユーザーに提供開始します。

A10 Networksのグローバルマーケティング担当ヴァイスプレジデントであるSanjay Kapoorは、次のように述べています。

「壊滅的な影響を与えるマルチベクトル型DDoS攻撃は増加の一途をたどり、毎日のようにその被害をニュースで目にします。あらゆる組織がDDoS攻撃の標的となり、ビジネスにおいて大きな混乱が起こることでしょう。Thunder TPSリリース3.2の機能拡張とVerisignのOpenHybridとの連携により、ユーザーは、いつでも快適にアプリケーションを利用できるようになります。」

Verisign Security Servicesのプロダクトマネジメント担当ヴァイスプレジデントであるRamakant Pandrangi氏は以下のように述べています。

「DDoS脅威が増え続ける現在の状況においても、組織は重要なアプリケーションを保護し、可用性を確保する必要があります。A10のThunder TPSアプライアンスと、Verisign社のクラウド型DDoS防御サービスとの連携によって、お客様はハイブリッド型のDDoS防御を効果的に実現できるようになります。」

A10 Networks / A10ネットワークス株式会社について

A10 Networks(NYSE: ATEN)はアプリケーションネットワーキング分野におけるリーダーとして、高性能なアプリケーションネットワーキングソリューション群を提供しています。お客様のデータセンターにおいて、アプリケーションとネットワークを高速化し可用性と安全性を確保しています。A10 Networksは2004年に設立されました。米国カリフォルニア州サンノゼに本拠地を置き、世界各国の拠点からお客様をサポートしています。

A10ネットワークス株式会社はA10 Networksの日本子会社であり、お客様の意見や要望を積極的に取り入れ、革新的なアプリケーションネットワーキングソリューションをご提供することを使命としています。

詳しくはホームページをご覧ください。

URL:https://www.a10networks.co.jp/

Facebook:http://www.facebook.com/A10networksjapan

A10 Networks, A10 ロゴ, A10 Thunder, Thunder,SSL Insightは米国およびその他各国におけるA10 Networks, Inc. の商標または登録商標です。その他上記の全ての商品およびサービスの名称はそれら各社の商標です。

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aGalaxy

aGalaxy®集中管理システムは、大規模に導入されたThunder®TPSを統合管理し、運用を簡素化します。

キャリアグレードNAT (CGNAT)

A10は、IPv6移行戦略の一環としてCGNの導入に成功しているお客様を全世界に擁しています。複数のA10デバイスを容易にクラスター化して、管理しやすい方法で処理能力を組み合わせることができます。

お問合わせ

A10 ネットワークス
ビジネス開発本部 マーケティング部
03-4520-5700
jinfo@a10networks.com