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A10、モバイル通信事業者のセキュリティ強化、5G、IoT対応を支援する 5G Gi-LANソリューションを日本市場で提供開始

キャリアグレードのGi/SGiファイアウォールに3GPP標準プロトコルおよびアプリケーションインテリジェンスの機能を追加

セキュアアプリケーションサービスを提供するA10ネットワークス株式会社(本社:東京都港区、日本法人代表 兼 社長 米国本社ヴァイスプレジデント兼務:川口 亨、以下A10)は、本日、モバイル通信事業者のセキュリティを強化し、5G、IoT対応を支援する「5G Gi-LANソリューション」を日本市場で提供開始したことを発表します。5G Gi-LANソリューションは、A10のセキュリティプラットフォーム「Thunder CFW」に搭載されているGi/SGiファイアウォールを機能強化したものであり、モバイル通信事業者の基盤ネットワークを防御するために必要な機能が拡充されます。5G Gi-LANソリューションにより、モバイル通信事業者は様々な侵入ポイントからくる可能性のあるDDoS攻撃やネットワークに対する攻撃に対処できるようになります。

Thunder CFWは、複数の集約型のセキュリティソリューションを統合したセキュリティプラットフォームです。サービスプロバイダーや大企業、データセンターのセキュリティとアプリケーションネットワーキングに必要な機能を単一アプライアンスに統合しています。

A10は、Thunder CFWで従来提供してきたGi/SGiファイアウォールに、「GTP (GPRS Tunneling Protocol)ファイアウォール機能」と「Application Visibility & Control機能」を追加し、モバイル通信事業者向けの集約型セキュリティソリューション5G Gi-LANソリューションとして新たに提供開始します。5G Gi-LANソリューションは、モバイル通信事業者の基盤ネットワークであるGi LANの包括的防御を実現します。5G Gi-LANソリューションは、IoTデバイスやスマートフォンなどを踏み台とするネットワーク内部で発生する攻撃や、Gi LANに対するインターネットからの攻撃、ローミングパートナーのネットワークからの攻撃などを効果的に防ぐためのセキュリティソリューションを提供します。

今回5G Gi-LANソリューションに追加された「GTPファイアウォール機能」は、SCTP (Stream Control Transport Protocol)の検査やフィルタリングを含むモバイルネットワークプロコトルに対する防御を提供します。同じく追加された「Application Visibility & Control機能」により、加入者に紐づいたアプリケーショントラフィックの可視化と制御が可能になるため、モバイル通信事業者は、増え続ける加入者のニーズに対応するための新たな付加価値サービスを提供できるようになります。

Thunder CFW 5G Gi-LANソリューションの特徴

  • Gi LAN向け機能の統合:5G Gi-LANソリューションは、Gi LANにおける管理の効率化や運用負荷の削減、遅延の短縮のために、キャリアグレードNAT (CGNAT)やステートフルファイアウォール、アプリケーション可視化などのL4-L7機能を統合しています。
  • GTPファイアウォール機能:新たに追加したGTP (GPRS Tunneling Protocol)ファイアウォールは、アクセスネットワークやローミングパートナーから流入するGTP ベースの攻撃からGi LANを防御します。プロトコルへの準拠、レート制限、不正形式のGTPパケットのスキャンなど、GTPコントロールプレーン向けの統合モバイルネットワークセキュリティ機能を提供します。
  • Application Visibility & Control機能:新たに追加したApplication Visibility & Control機能は、DPI(Deep Packet Inspection)による加入者の情報に紐づいたアプリケーションの可視化を行い、より詳細なネットワークトラフィックの分析を提供します。ネットワークやアプリケーションのトラフィックの傾向を把握することで、効率的なビジネスの計画立案やビジネスインテリジェンスの強化、法規制の遵守、サービスの収益化向上を行えます。
  • インテリジェントなトラフィック制御:加入者を認識したトラフィック制御ソリューションにより、モバイル通信事業者は、新しい収益となり得る差別化されたサービスを提供できるようになり、ビジネスモデルを充実させることができるようになるとともに、付加価値サービス (VAS) のリソース利用率が向上しコスト効率も改善します。
  • SDN/NFVの採用を加速:Thunder CFWの仮想版であるvThunder CFWは、帯域幅を共有して利用できるサブスクリプション型のソフトウェアライセンスモデル「A10 FlexPool」に対応しています。A10 FlexPoolは、オンデマンドで必要な分の帯域ライセンスを確保できるため、常に最適なリソース配分を実現して過剰な設備投資を抑えることができるようになります。これにより、次世代のデータセンターやクラウドアーキテクチャに必要となる拡張性とパフォーマンスを実現し、ソフトウェアベースのネットワークやSDN環境をサポートします。
  • A10の各セキュリティソリューションとの連携:コンプライアンスの遵守やWebアクセスの制御、サービスの収益化のために、脅威情報サービス (Threat Intelligence Service) やURLフィルタリングサービス (URL Classification Service) などのA10の各セキュリティサービスも利用することができます。

提供開始時期について

Thunder CFWをご利用のお客様は、本日より5G Gi-LANソリューションをご利用いただけます。

Interop Tokyo 2018、A10ネットワークスブースでの展示

A10は、6月13日(水)から15日(金)に幕張メッセにて開催される「Interop Tokyo 2018」に出展します。A10ネットワークスブースにて、5G Gi-LANソリューションの展示、及びライブデモンストレーションを行う予定です。

A10 Networks / A10ネットワークス株式会社について

A10 Networks(NYSE: ATEN)はセキュアアプリケーションサービスにおけるリーディングカンパニーとして、高性能なアプリケーションネットワーキングソリューション群を提供しています。お客様のデータセンターにおいて、アプリケーションとネットワークを高速化し可用性と安全性を確保しています。A10 Networksは2004年に設立されました。米国カリフォルニア州サンノゼに本拠地を置き、世界各国の拠点からお客様をサポートしています。

A10ネットワークス株式会社はA10 Networksの日本子会社であり、お客様の意見や要望を積極的に取り入れ、革新的なアプリケーションネットワーキングソリューションをご提供することを使命としています。

詳しくはホームページをご覧ください。

URL:https://www.a10networks.co.jp/

Facebook:http://www.facebook.com/A10networksjapan

A10 Networks, A10 ロゴ, A10 Thunder, Thunder, ACOS, A10 Harmonyは米国およびその他各国におけるA10 Networks, Inc. の商標または登録商標です。その他上記の全ての商品およびサービスの名称はそれら各社の商標です。

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