アプリケーションインテリジェンスレポート(AIR)
ー ビジネスパーソン / セキュリティ編 ー
ビジネスパーソンのサイバー攻撃の被害と
スマートフォンアプリ利用時のセキュリティへの懸念を明らかにする
ビジネスパーソン / セキュリティ編
サイバー攻撃の被害実態
世界全体の13%、日本の7%、中国では39%のビジネスパーソンが、IDを盗難されたことがあると回答しています。
年齢別にみると、20代の19%がIDの盗難にあったと答える一方、50代以上は2%にすぎませんでした。
ハッキング被害
世界全体の20%、日本の10%、中国や韓国では25%以上のビジネスパーソンが、モバイルまたはPCをハッキングしされたことがあると回答しています。
年齢別にみると、20代の31%がハッキングされたことがあると答える一方、50代以上は11%のみでした。
不注意なデバイスの管理
世界全体の21%、日本の9%のビジネスパーソンが、モバイルやPCを紛失したことがあると回答しています。ドイツの紛失経験者は1%と極端に少なく、逆に中国やインドは40%近くが紛失したことがあると回答しています。
また、世界全体の14%、日本の9%のビジネスパーソンが、モバイルやPCを盗まれた経験があると回答しています。
パスワードの管理
全てのアプリで異なるパスワードを使用しているのは、
全世界の17%、日本の15%のビジネスパーソンに過ぎませんでした。
スマートフォンアプリ利用時のセキュリティへの懸念の実態
世界の83%、中国では97%、日本では対象国で一番少ない76%のビジネスパーソンがアプリを最初にダウンロードする際の判断材料としてセキュリティリスクについて考えると答えています。
一方、アプリを通常利用する上では、セキュリティが突出して重視されている訳ではありません。
世界全体の75%、日本の67%のビジネスパーソンが、個人でのアプリの利用時にセキュリティへの懸念を抱え、ビジネスでの利用時と比べ上回っています。
開発者の
優先課題?
世界全体の57%、日本の53%のビジネスパーソンがセキュリティをアプリ開発者に求める最優先課題であると考えています。
誰が担うのか?
世界全体の47%、日本の39%のビジネスパーソンが会社や開発者、ベンダーによって、サイバー攻撃対策が行われているだろうと期待しています。
サイバー攻撃についてサイバー攻撃について"避けがたい人生の一部"と感じているのは、世界全体では29%のビジネスパーソンだった一方、日本では12%と調査対象の国で一番低くなりました。
監視カメラやスマートTV、スマートコネクトカーといったIoTデバイスは、ノートパソコンやモバイルと比べて安全なイメージを持たれ、全てのデバイスに脆弱性が潜むことはひろく知られていません。