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A10 Forum Tokyo 2019:イベントレポート

9月20日には東京、10月11日には大阪にて、A10ネットワークスの年次イベント「A10 Forum 2019」を開催しました。日本法人設立10周年を迎える今年のA10 Forumでは、まもなく到来する5G時代のアプリケーションネットワーキングに最適化されたA10の最新ソリューションとその活用事例について紹介しました。本ブログでは、東京の基調講演を中心にレポートします。

日本法人代表 兼 社長 川口のオープニングスピーチ

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基調講演冒頭では、A10ネットワークスの日本法人代表 兼 社長 米国本社バイスプレジデント 兼務 川口 亨より、日本市場におけるビジネスのアップデートと最新ソリューションについてお話しました。

注力分野としては昨年から継続して「5G」と「マルチクラウド」、「セキュリティ」を挙げ、同分野を推進するA10の最新ソリューションとして、「5G Gi-LANソリューション」や「Thunder for Containers」「One-DDoS Protection」、「ローカルブレイクアウトソリューション」など、次々に発表してきたことを説明しました。

また、2018年から2019年の国内のビジネス推移として、A10全体における日本の売り上げは24%~30%と引き続き大きな比率を占めており、新規のお客様も268社獲得したと述べた上で、10年目を迎えた今、導入企業は1200社を超えたと説明。さらに日本国内DDoS防御市場やSSL可視化市場においても高いシェアを獲得していることを説明しました。

「日本法人設立から今年でちょうど10年経ったが、長い間グローバルでの重要な地位を築けている。その結果、エンジニアリング、R&D部門を日本にも置くなど日本の要望を直接本社に届けられる体制を維持できている。今後もこの強みを生かしてお客様やパートナー様を強力にサポートしていきたい。」

と、改めて日本のお客様、パートナー企業様による支援にも感謝を示し、今後さらに国内サポート体制を強化することで、お客様、パートナー様、A10の3者によるWin-Win-Winの関係を築いていくことを約束しました。

本社 創業者 兼 CEO Lee Chenによる講演

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川口に続いて、本社A10 Networksの創業者 兼 CEO Lee Chenより、A10 の「最先端の技術を活用して複雑な設定や運用をシンプルにする」というビジョンに基づく、最新の製品ポートフォリオについて紹介しました。

Leeは、注力分野である「5G」と「マルチクラウド」、「セキュリティ」の重要性を市場背景と共に説明し、同分野に必要となる柔軟性や可搬性、拡張性を兼ね備えたA10のソリューションの優位性について、実際の海外での採用実績と合わせて説明。様々な機能を用途に応じて利用できる信頼性の高いディストリビューテッド ACOS(A10の独自OS)をベースに、ハイパフォーマンスなセキュリティソリューションを、あらゆるクラウド、プラットフォーム、ライセンスモデルで提供していくことを約束しました。

特に5Gにより大きな成長が見込まれるモバイル事業者に対して、低遅延かつ、機能集約されたA10のソリューションの有効性を訴えかけました。

NTTドコモ様 講演および パートナー企業様による展示ブース

基調講演の最後には、NTTドコモの5Gイノベーション推進室の浅井様に登壇いただき、5Gによる新たな価値創出及び、社会課題解決に向けた実証実験についてお話いただきました。

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また、スポンサーとして、以下のパートナー/テクニカルパートナー企業様(社名50音順)にもブースを設けていただき、A10の製品との連携ソリューションについて展示いただきました。

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おかげ様で東京・大阪ともに、今年も多くのサービス事業者や企業のセキュリティ・ネットワーク担当者の方々にご参加いただきました。A10は、今後も「5G」「セキュリティ」「クラウド」の三つの分野において日本のニーズを汲んだソリューションを提供し続けることで、お客様のビジネスを強力に支援してまいります。

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