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【年頭所感】インテリジェントオートメーションを実現するセキュリティソリューションで企業とサービス事業者を支援

謹んで新年のご挨拶を申し上げます。

A10ネットワークスは、進化と共に複雑化した通信環境や、一層の安心・安全が求められるセキュリティ環境を簡素化すべく、通信の可視化・分析及び機械学習を利用した「インテリジェントオートメーションの実現」という新たなビジョンのもと、数多くの高性能で自動化されたセキュリティソリューションを展開しています。

2019年は、このビジョンをさらに加速すべく、「5G」「セキュリティ」「クラウド」の三つの分野に焦点を当て、日本国内の企業やサービス事業者のお客様のビジネスを強力に支援してまいります。

5G ― サービス事業者の5Gによる新サービスの創成を支援

通信業界では、5Gの実用化に向けた準備が急速に進んでいます。通信事業者は、5Gによる新サービスを展開するために、5Gに対応できるパフォーマンスとセキュリティを備えた基盤を構築する必要があります。

A10は、拡張性の高さ、低遅延、俊敏性の向上、セキュリティの確保に焦点を当て、5G向けのソリューションをいち早く提供しています。2018年に提供開始した「5G Gi-LANソリューション」は、既に日本を含む全世界の携帯通信キャリアで採用されています。

2019年においても、仮想モバイルエッジコンピューティングのためのコンテナソリューションなど、仮想/物理アプライアンスの両面で業界をリードする5Gソリューションを提供してまいります。

セキュリティ ― DDoS対策アプライアンス 日本市場No 1へ

2019年は大阪で6月に開催されるG20サミット、9月から11月のラグビーワールドカップ、そして2020年の東京オリンピック/パラリンピックと、日本国内での大型の国際イベントが近づいてきています。過去の例を紐解くと、DDoS攻撃を含むサイバー攻撃が増加することが懸念されています。

A10は2014年より、独自OSによる高い性能を備えたDDoS対策専用アプライアンス「A10 Thunder TPSシリーズ」を提供してまいりました。2019年は、機械学習による自動化や検知機能の拡張など「A10 Thunder TPSシリーズ」を更に強化する予定であり、効果的なDDoS対策を日本市場で訴求し、DDoS対策アプライアンスにおける市場シェアNo 1を目指します。

クラウド ― Harmony Controllerを核にしたマルチクラウドの統合管理と自動化を推進

A10は、マルチクラウドに対応したアプリケーション分析と一元管理のためのプラットフォーム「Harmony Controller」を2017年より提供開始し、管理/可視化の対応ソリューションの拡張や、コンテナオーケストレーションとの連携などの機能強化を行なってまいりました。

また、こうした注目すべき三つの分野への投資強化に加え、お客様の導入環境にも柔軟に対応したライセンス形態を用意しております。

先述の「Harmony Controller」のみならず、「Thunderシリーズ」においても、業界に先駆けてご提供を開始した、帯域ライセンスの増減を共有して使用できる「A10 FlexPool」、並びに仮想アプライアンスやベアメタル版などの幅広い提供形態により、お客様の導入環境に適応した仕組みを推し進めており、既に国内でも数多くのご採用を実現しております。

2019年も「Harmony Controller」を中心としたインテリジェントオートメーションを目指したソリューション群により、お客様の複雑で煩雑なクラウド環境をシンプルで自動化された環境へ移行するための支援を継続してまいります。

2019年が、皆様にとってさらなる繁栄の一年となりますよう、心からお祈り申し上げます。

A10ネットワークス株式会社 日本法人代表 兼 社長 米国本社バイスプレジデント兼務
川口 亨

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