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IPv4の終焉による突然の大惨事~ARINのIPv4アドレスが枯渇

本内容は、米国A10 Networksが掲載した記事の抄訳版です。
原文は以下のURLよりご覧いただけます。
https://files.a10networks.com/vadc/surprise-devastation-due-to-the-ipv4-apocalypse-as-arin-runs-out-of-ipv4-addresses/

タイトルに皮肉を込めてしまいました。この発表は決して驚くべきことではなく、惨事でもないのです。 ただ、IPv4の終焉に向かって重要な出来事ではあります。 何が発表されたのかというと、ARIN(American Registry for Internet Numbers)が、自分たちが割り当てられるIPv4アドレスがとうとう枯渇し、アドレスのプールがゼロになったと宣言したのです。 したがって、インターネット接続のために初めてIPアドレスを要求する組織にも、追加のアドレスを必要とする既存の組織に対しても、ARINはアドレスを発行することができなくなりました。

表面的には、このことによってサービスプロバイダー、Web 2.0、大企業に大きな影響があると思われます。 デバイスの爆発的な増加と「モノのインターネット」により、接続はますます需要が拡大しており、この傾向が鈍化する兆しはありません。 ではなぜARINの発表は驚きではないのでしょうか。 IPv4アドレスは43億個存在しますが、IPv4アドレスが枯渇する可能性は1980年代から予測されていたのです1990年代になると、340澗個のアドレスが使用できるIPv6が登場しましたが、下位互換性がないことがIPv6の採用を妨げる問題になっています。 数年前には大々的に「World IPv6 Days」というイベントも行われ、この問題に対する関心が高まりました。

このように私たちは問題に直面していますが、IPv6によって解決することができます。 ただしこの解決策は、ARINの発表が組織にとって「惨事」でないことを保証する唯一の選択肢ではありません。 現実的に言うと、組織には次の選択肢があります。

IPv4枯渇の発表が相次ぐ今、組織は対策を講じる必要があります。そして幸運にも選択肢は残っています。

興味深い読み物として、IPv4アドレスの枯渇と解決策に関するリンクを紹介します。