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A10、暗号化トラフィックを可視化する 専用セキュリティアプライアンスを日本市場で提供開始

アプリケーションネットワーキングとセキュリティのテクノロジーリーダーであるA10ネットワークス株式会社(本社:東京都港区、日本法人代表 兼 社長 米国本社ヴァイスプレジデント兼務:川口 亨、以下A10)は、新たな製品ラインとして、暗号化されたトラフィックを可視化する専用セキュリティアプライアンス「Thunder SSL Insight (以下、Thunder SSLi)」を、本日4月7日より日本市場で提供開始したことを発表します。

近年セキュリティやプライバシーに対する意識の高まりからインターネット通信の暗号化(SSL/TLS)が進み、2016年末までに65%以上のインターネット通信が暗号化されると予想されています(1)。一方、サイバー犯罪者がSSL通信を悪用した攻撃を仕掛けるケースも増加傾向にありますが、多くの組織は、セキュリティデバイスの大部分が暗号化トラフィックの復号化に未対応であることやパフォーマンス低下に対する懸案から、暗号化されたトラフィックを検査の対象外としています。その結果、サイバー攻撃への十分な対策が行えず、情報漏えいなどの被害につながるリスクが発生しています。

A10は2012年より、アプリケーションサービスゲートウェイThunderシリーズにおいて、暗号化トラフィックを可視化するSSLインサイト機能を提供してきましたが、エンタープライズ企業の需要を受け、新たにSSL通信の可視化専用アプライアンスThunder SSLiを提供開始します。様々な暗号方式に対応し市場をリードするA10のSSLインスペクション技術は独自OS「ACOS(Advanced Core Operating System) Harmonyプラットフォーム」上に構築されており、最大48GbpsのSSLスループットを効率的に実現します。Thunder SSLiを導入することによって、お客様はセキュリティ対策の死角をなくし、セキュリティデバイスが本来持つ性能をパフォーマンスの低下なく効果的に活用することが可能です。

Thunder SSL Insight (Thunder SSLi)の特長
  • ハイパフォーマンスな暗号化トラフィックの可視化とSSL/TLSへの幅広い対応
    Perfect Forward Security (PFS) 対応のECDHEを含む暗号アルゴリズムに包括的に対応し、最大48GbpsのSSLスループットを実現します。
  • 復号処理後は、トラフィックステアリングによって複数のデバイスで検査可能
    トラフィックステアリング機能により、送信元やコンテンツの種類に応じて適切なセキュリティデバイスに復号処理したトラフィックを転送して検査を実施します。また、ビルトインの負荷分散機能によってセキュリティデバイスの処理能力を拡張し、可用性を向上します。 対象となるセキュリティデバイスは以下の通りです:
    • ファイアウォール
    • 侵入防御システム (IPS)
    • 統合脅威管理 (UTM) プラットフォーム
    • 情報漏えい対策 (DLP) 製品
    • 脅威防御プラットフォーム
    • ネットワークフォレンジック、Web監視ツール
    • サンドボックス
  • URLの分類とフィルタリング、脅威情報サービスを利用したインテリジェントな保護機能
    URLクラシフィケーションサービスによって、医療機関や金融機関など慎重に扱うべき特定のWebサイトとの通信に対する監視、ブロック、選択的迂回(SSL可視化対象から除外する処理)を行います。また、A10 Threat Intelligence Service (脅威情報サービス)によってデータ盗難や悪意ある活動の原因となる既知の不正なIPアドレスによるアクセスをブロックします。
価格について

Thunder SSLiの価格はオープン価格となります。

Thunder SSL Insight イメージ図

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コメント

A10 NetworksのCEOであるLee Chenは以下のように述べています。「A10の実績あるSSLインスペクション技術への需要が高まっています。お客様はセキュリティインフラストラクチャーのパフォーマンスを損なうことがない、SSL通信可視化専用のソリューションを必要としています。Thunder SSLiは企業セキュリティの信頼性を強化します。」

1 Sandvine社「2016 Global Internet Phenomena--Spotlight: Encrypted Internet Traffic(2016年グローバルインターネットの注目動向:暗号化インターネット通信)」10ページより

A10 Networks / A10ネットワークス株式会社について

A10 Networks(NYSE: ATEN)はアプリケーションネットワーキングおよびセキュリティ分野におけるリーダーとして、高性能なアプリケーションネットワーキングソリューション群を提供しています。お客様のデータセンターにおいて、アプリケーションとネットワークを高速化し可用性と安全性を確保しています。A10 Networksは2004年に設立されました。米国カリフォルニア州サンノゼに本拠地を置き、世界各国の拠点からお客様をサポートしています。

A10ネットワークス株式会社はA10 Networksの日本子会社であり、お客様の意見や要望を積極的に取り入れ、革新的なアプリケーションネットワーキングソリューションをご提供することを使命としています。

詳しくはホームページをご覧ください。

URL:https://www.a10networks.co.jp/

Facebook:http://www.facebook.com/A10networksjapan

A10 Networks, A10 ロゴ, A10 Harmony, A10 Thunder, Thunder, ACOS, SSL Insightは米国およびその他各国におけるA10 Networks, Inc. の商標または登録商標です。その他上記の全ての商品およびサービスの名称はそれら各社の商標です。

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