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寺岡精工がA10 Thunder ADCで コミュニケーションインフラのネットワーク高速化を実現

JavaScriptアプリケーションのレスポンスを10分の1に改善、
Thunder 1030S ADCの豊富な機能が3,300人の生産性向上に貢献

アプリケーションネットワーキングのテクノロジーリーダーであるA10ネットワークス株式会社(本社:東京都港区、日本法人代表 兼 社長 米国本社バイスプレジデント兼務:川口 亨、以下A10)は、株式会社寺岡精工(本社:東京都大田区、代表取締役社長:片山 隆、以下寺岡精工)の従業員3,300名が利用するコミュニケーションインフラのネットワーク高速化にA10の次世代アプリケーションデリバリーコントローラー(以下、ADC)「Thunder 1030S ADC」が採用されたことを発表します。

創業80周年を迎えた寺岡精工は、POSレジやラベル製品の製造・販売を手掛け、全国40カ所以上の拠点より流通小売業や製造業に密接したサービスを提供しています。近年では業界に特化したクラウドサービスを提供するなど革新的な取り組みを続け、さらに日本国内だけではなく世界146カ国へとサービス展開を拡げています。

寺岡精工は全国の拠点やグループ企業との連携を強め、先進的なサービスの開発を円滑化するためにコミュニケーションインフラの見直しを進めていました。コミュニケーションツールIBM Notes/DominoのバージョンアップとWebアプリケーション化と併せて、様々なアプリケーションが混在する複雑なネットワークインフラのパフォーマンス向上と将来的なシステム増強にも耐えられるネットワークインフラ基盤の構築のため、これまで一部の利用に留まっていた負荷分散機能を統合し、新たにADCを導入することを決めました。複数のベンダーから寺岡精工が選んだのが「Thunder 1030S ADC」です。

「Thunder 1030S ADC」選定理由
  • 急な仕様変更や追加の需要に応えられるパフォーマンスと柔軟性の高さ
  • 多くの機能を備え、かつその全てをオールインワンで使用できるライセンス体系
  • ネットワークエンジニアも使い易い、業界標準のコマンドラインインターフェイス

ADCの選定にあたり寺岡精工が求めたのは、導入後の仕様変更や自由な活用に応えられる、高い柔軟性とパフォーマンスです。「Thunder 1030S ADC」は、パフォーマンスと柔軟性を満たすだけではなく、豊富な機能を備えながらも追加コストが発生しないコストパフォーマンスの高さも評価されました。さらに、ネットワークエンジニアに馴染みの深い業界標準のコマンド体系も決め手となりました。

導入効果

寺岡精工では「Thunder 1030S ADC」導入決定からわずか2ヶ月後に本稼働を開始し、バージョンアップを行ったIBM Notes/DominoやActive Directory フェデレーション サービス(ADFS)、一部のメールサービスで利用しているSMTPサーバー、外部からの安全なアクセスを可能にするSSL-VPN装置の負荷軽減を実現しています。

これらのアプリケーションの高速化の実現には、HTTP圧縮やTCP/IPの最適化、SSL処理のオフロードなど「Thunder 1030S ADC」が提供する豊富な機能も活用され、特にHTTP圧縮機能により寺岡精工にて多く利用されていたHTMLやJavaScriptのアプリケーションのレスポンスは約10分の1まで改善されました。

今後の展開

今後、寺岡精工では、SSL対応Webサイトの暗号化通信を可視化して検査するためのSSLインサイト機能の活用や、ディザスターリカバリーとして有事の際に外部に公開していない回線に切り替えてサービスを維持するGSLB(Global Server Load Balancing:広域負荷分散)の実装など、ADCの活用範囲を拡げる予定です。また、事業展開を強化している海外拠点におけるコミュニケーションツールとして導入開始したMicrosoft Office 365の高速化も検討しています。

株式会社寺岡精工 ビジネスサービス部 インフォメーションサービス課 係長 夏堀 貴仁氏は次のように述べています。「Thunderシリーズのアプリケーションデリバリーコントローラー(ADC)はロードバランサーという言葉から思い浮かべる古いイメージとは違い、非常に多機能で、全ての機能を活用しても十分応えてくれるだけの高いパフォーマンスを持っています。一番驚いたのは、難しい設定をしなくても充分効果的にアプリケーションの高速化が行えたことです」。 A10ネットワークス株式会社 日本法人代表 兼 社長 米国本社バイスプレジデント兼務の川口 亨は次のように述べています。「Thunder 1030S ADCが寺岡精工様のコミュニケーションインフラを支えていることを大変喜ばしく感じています。今後もお客様第一主義を掲げ、多機能かつハイパフォーマンスな製品の提供を目指して参ります」。

システム構成図
teraoka.png
「Thunder 1030S ADC」画像
th1030s.jpg

A10 Networks / A10ネットワークス株式会社について

A10 Networks(NYSE: ATEN)はアプリケーションネットワーキング分野におけるリーダーとして、高性能なアプリケーションネットワーキングソリューション群を提供しています。世界中で数千社にのぼる大企業やサービスプロバイダー、大規模Webプロバイダーといったお客様のデータセンターに導入され、アプリケーションとネットワークを高速化し安全性を確保しています。A10 Networksは2004年に設立されました。米国カリフォルニア州サンノゼに本拠地を置き、世界各国の拠点からお客様をサポートしています。

A10ネットワークス株式会社はA10 Networksの日本子会社であり、お客様の意見や要望を積極的に取り入れ、革新的なアプリケーションネットワーキングソリューションをご提供することを使命としています。

詳しくはホームページをご覧ください。

URL:https://www.a10networks.co.jp/

Facebook:http://www.facebook.com/A10networksjapan

A10 Networks、A10ロゴ、A10 Lightning、A10 Thunder、aCloud、ACOS、ACOS Policy Engine、ACOS Synergy、Affinity、aFleX、aFlow、aGalaxy、aVCS、AX、aXAPI、IDaccess、IDsentrie、IP-to-ID、SoftAX、SSL Insight、Thunder、Thunder TPS、UASG、VirtualN、Virtual Chassisおよび vThunderは米国およびその他各国におけるA10 Networks, Inc. の商標または登録商標です。その他上記の全ての商品およびサービスの名称はそれら各社の商標です。

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