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アプリケーション中心の分析と一元管理を実現する「Harmony Controller」がACOSv4ベースのThunder ADCシリーズに対応

A10のアプリケーション分析と一元管理のためのプラットフォームである「Harmony Controller」が、Thunder ADCシリーズに対応しました。これにより、A10の独自OS であるACOSv4※ベースのThunder ADCアプライアンス、vThunder ADC仮想アプライアンス、Thunder ADC for Bare Metal(ベアメタル用ソフトウェア)、Thunder ADC for AWS、Thunder ADC for AzureのすべてをHarmony Controllerから一元管理できるようになりました。また、これまでのSaaSモデルの提供形態に加えて、オンプレミスで構成できる「セルフマネージドモデル」のHarmony Controllerの提供も開始しました。

※ACOSv4: A10が開発した独自OSの最新バージョンで、マルチコアCPUによる並列処理を実現することでCPU性能を極限まで発揮させることができる。

Harmony ControllerはこれまでSaaSで提供されており、主にAWSなどのクラウド上で構成する「Lightning ADC」と連携することでクラウドでのアプリケーション分析と一元管理を実現してきました。新たにセルフマネージドモデルを提供し、ACOSv4ベースのThunder ADCに対応することで、オンプレミスからクラウドまで、マルチクラウドでアプリケーションの分析と一元管理を実現できるようになります。

サービス改善のために必要な"アプリケーション中心"のデータ分析

Webアプリケーションのサービス事業者がユーザーのカスタマーエクスペリエンスを向上させるためには、多数のサービスと連携したアプリケーションを高速なレスポンスで提供すること、ユーザーのニーズに合わせて迅速かつ柔軟にサービス拡張できること、安定したサービス提供のための可用性を確保することが必要です。多くのサービス事業者は、これらの課題を解決するためにロードバランサ―(ADC/アプリケーション・デリバリー・コントローラー)を活用しています。

従来ロードバランサーのアプライアンス本体は、CPU使用率やメモリ使用率、ネットワーク帯域の利用量、サーバーの死活状態といったネットワーク機器としての情報を得ることは可能でした。その一方で、Webアプリケーションが実際どのように利用されているか、レスポンスは十分かなどの、サービス改善のためのアプリケーションを中心とした情報を得ることはできませんでした。

そのため、このアプリケーションを中心とした情報を得るには、各アプリケーションサーバーのログなどから取得するしか方法がなく、アプリケーションのレスポンスに問題がある場合も、アプリケーションに起因するのか、ネットワークのどの部分に起因するのかを判断することは困難でした。

この課題を解決するために、2017年にA10が提供開始したのがHarmony Controllerです。

アプリケーションに関する情報を可視化しサービス改善を維持する

Harmony Controllerは、Lightning ADCに加えて、ACOSv4ベースのThunder ADCにも対応したことで、Thunder ADCを既にご利用のお客様も、これまで困難だったアプリケーション中心の視点でThunder ADCを通過するトラフィックの可視化や一元管理が可能になります。

Harmony Controllerは、全ての管理対象デバイスからWebアプリケーションに対する各トランザクションをアプリケーションごとに収集し、どのようなリクエストがどの国のどのような端末からどのサーバーに送信され、どのようなレスポンスをどのくらいの速度で返しているか、という情報を一元的に確認できます。

クライアントとThunder ADC間、Thunder ADC内部、サーバーとThunder ADC間、サーバー内部のそれぞれのレイテンシーも確認でき、アプリケーションレスポンスの問題発見までの時間を大幅に削減し、継続的なサービス改善に役立てることができます。

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実際のポータル画面では、Thunder ADCでリアルタイムに取得した235のメトリクスを、下図のように6種のリアルタイムティッカー、6カテゴリ37のグラフ、16の各トランザクション情報にまとめて表示します。

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複数拠点、ハイブリッド・マルチクラウドへの対応

Harmony Controllerは、複数デバイスへの同時設定投入やバックアップ/リストア、デバイスのアップグレードを行え、複数拠点に設置されたThunder ADCの一元管理も可能です。物理アプライアンスだけでなく仮想アプライアンスであるvThunder ADCにも対応しているため、アマゾン ウェブ サービス(AWS)やMicrosoft Azure上にあるvThunder ADCやオンプレミスのVMware、KVM、Hyper-V上にあるvThunder ADCも一元管理することができ、ハイブリッド・マルチクラウド環境下でのWebアプリケーションの一元管理を実現します。

柔軟な導入モデルと自動化

Harmony Controller自体の導入形態についても、SaaSモデルに加えてセルフマネージドモデルを追加したことにより、サービス事業者専用の環境を構成することが可能になりました。IAサーバー上にインストールしても、仮想マシンにインストールしても、クラウドサービス上のインスタンス上にインストールしてもご利用いただけるソフトウェアライセンスに加えて、専用のハードウェアアプライアンスも提供しています。また、マルチテナントにも対応し、管理するWebアプリケーションに合わせてアクセス可能なユーザーを設定することもできます。

さらにHarmony Controllerに対しオープンなREST APIでの操作も可能で、各種の運用自動化ツールとの統合も実現することができます。REST API経由でもJSON形式でアクセスログの取得が可能なため、各種ログ分析ツールとの連携も容易です。

今後、Harmony Controllerは、キャリアグレードNATやIPv6移行ソリューションを提供するThunder CGNや、Thunder ADCとCGNの機能に加えてファイアウォールやIPsec-VPN、セキュアWebゲートウェイの機能を持つThunder CFWの管理も可能になる予定です。複数拠点でA10製品の利用状況を一元的に可視化・分析し、集中管理を行うHarmony Controllerは、アプリケーションや通信サービスの品質向上に貢献します。

30日フリートライアル:https://get.a10networks.com/harmony-controller-trial/

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