最新情報

IPv4接続で遅延が発生?!

2011年4月に、JPNICによる日本国内におけるIPv4アドレスの新規割当てが終了してから数年経過しました。現在、世界中でIPv4からIPv6への移行が進み、既にほとんどのユーザー端末やアプリケーションでIPv6がサポートされています。

そんな中、代表的なモバイル端末であるiPhone、iPadを提供するApple社は、iPhoneアプリのIPv6、NAT64サポートの必須化や、iOS9からIPv6接続をIPv4より優先する運用に変えていくことを発表しました(*)。IPv4接続時にはIPv6に比べ25msの遅延が付加されます。

今後、Apple社のようにIPv6移行を強く推し進める企業が増えることが予想され、モバイル向けアプリケーションやサービスを提供する事業者にとってIPv6対応は急務となっています。

しかし、IPv4とIPv6は全く互換性がありません。サービス事業者はIPv4とIPv6の両方の環境を用意する方法を検討する必要があります。

*こちらをクリックすると、IPv4とIPV6環境を用意するための二重のコストを回避し、既存のIPv4環境をそのまま利用しつつ短期間でIPv6環境を提供する方法をご覧いただけます。
*https://ma.ttias.be/apple-favours-ipv6-gives-ipv4-a-25ms-penalty/より引用