ソフトバンク株式会社

クラウドサービス導入ユーザに快適な利用環境を提供。
プロキシサーバのパフォーマンス改善を実現する「A10 Thunder ADC」

ソフトバンクグループにおける中核企業として、固定・移動通信サービス事業やインターネット接続サービス事業を手掛けているソフトバンク株式会社。同社では、法人向けのネットワーク・VPNサービスを利用する顧客に対して、様々なゲートウェイサービスを提供しています。このゲートウェイサービスのプロキシ機能の基盤に、A10 ネットワークス(以下、A10)が提供する次世代アプリケーションデリバリーコントローラー「A10 Thunder® ADC」が採用されています。

ソフトバンク
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煩雑だったOffice 365の運用が自動化によってシンプルに。APIが提供されているからこそ

ソフトバンク株式会社
ICTイノベーション本部 ネットワークサービス統括部
ソリューションサービス部 サービス企画1課
課長 岩木 邦彦氏

課題:クラウドアプリケーション利用の急増によりプロキシのパフォーマンスが低下

「情報革命で人々を幸せに」という経営理念を掲げ、世界の人々から最も必要とされる企業グループを目指してビジネスを展開しているソフトバンクグループ。その理念のもと、スマートフォンを中心としたモバイル事業や「SoftBank 光」などを手掛けるインターネット事業、人型ロボット「Pepper」に代表されるロボット事業、「ソフトバンクでんき」を提供するエネルギー事業など、その事業領域は多岐にわたっています。

そんな中で、ソフトバンク株式会社はグループの中核としてモバイルやインターネット事業を中心にサービス展開し、個人だけではなく法人向けにもモバイルや音声・固定電話、ネットワーク・VPN、クラウド、セキュリティ、データセンター、デジタルマーケティングなど、ビジネスに欠かせない多彩なサービスを提供しています。

そんな同社が提供する法人向けのネットワーク・VPN サービスでは、IP-VPN や広域イーサネットなどの閉域網サービス、ネットワーク機器監視など、様々なネットワークサービスを用意しています。これらのネットワークサービスを多くの顧客が利用する中、「近年Office 365 やG Suite (旧Google Apps for Work) をはじめとしたクラウドアプリケーションの活用が急増している」と語るのは、ICTイノベーション本部 ネットワークサービス統括部 ソリューションサービス部 サービス企画1 課 課長 岩木 邦彦氏です。そのため、ゲートウェイとして機能するプロキシのパフォーマンス低下が新たな課題となっていました。「多くのセッション数が必要になるOffice 365 などのサービス利用時には、インターネットを抜ける際に通過するプロキシにアクセスが集中し、パフォーマンスに影響が出る場面も。パフォーマンス改善に向けた新たな仕組みが必要になっていたのです」と岩木氏は当時を振り返ります。

検証:パフォーマンスに優れ、API によりSDN/NFV 環境へ展開

実は、同社は以前からクラウドアプリケーションの利用が急増していたことで、プロキシの負荷を軽減するための仕組みが求められ、顧客に対して個別にインテグレーションしてきた経緯があります。「Webフィルタリングなどセキュリティ機能をゲートウェイに設置している企業が多く、その処理だけでもそれなりのスペックが必要です。それに加えてクラウドアプリケーションのセッションを処理させるにはパフォーマンス的に厳しい」。そこで新たにサーバーを多数設置することでセッション処理の高速化を図ろうとしても、今度は顧客の予算感に合わなくなることも。「自社で導入するのではなく、ゲートウェイサービスとしてパフォーマンスの高いプロキシを提供し、処理のオフロードができないかという要望が多く寄せられていました」と岩木氏。

そこで同社が注目したのが、A10ネットワークスが提供する「A10 Thunder ADC」でした。以前にロードバランサーとして導入していた経験があり、コマンドラインでの操作も手馴れていました。同本部 クラウドエンジニアリング統括部に所属する染谷 謙太郎氏は「個別インテグレーション時に導入した経験を持つ社内のエンジニアからも、A10 Thunder ADC はプロキシとしてもパフォーマンスがいいという話を聞いていました」と語ります。アプリケーションデリバリーパーティション(ADP)によるマルチテナント機能を実装している点も、顧客にサービス提供を行うには最適でした。

また染谷氏が注目していたのは、フルオープンなAPI をサポートしている部分です。「当社では、仮想化技術をネットワーク領域に広げていくSDNやNFV のサービスを提供しており、外部と連携可能なAPI がきちんと用意されていることはとても重要でした。API が中途半端にしか用意されていないネットワーク機器もある中で、A10 Thunder ADC の柔軟性の高さは重要な評価ポイントでした」と染谷氏。

そして実際の検証期間を経て、A10 Thunder ADC が、同社のネットワークサービスの付加価値向上に貢献するプロキシ機能の基盤として採用されました。

ソリューション:その高い性能でクラウドプロキシを含む様々な機能を提供

A10 Thunder ADC は、アプリケーションの高速化や可用性の向上を実現しながら、WAF(Webアプリケーションファイアウォール)や、DDoS 防御など高度なセキュリティ機能を実装した次世代アプリケーションデリバリーコントローラー(ADC)です。

A10 Thunder ADC は、これらの様々な機能に加え、クラウドアプリケーションのセッションに関する課題を解決するクラウドプロキシソリューションとしても活用できます。宛先ドメイン名に従ってトラフィックを振り分けることで、クラウドアプリケーションならびにネットワークの最適なパフォーマンスを確保します。

この多様な機能は、独自OS「ACOS* Harmonyプラットフォーム」の共有メモリーアーキテクチャーによる高いパフォーマンスが支えています。また、同OS はフルオープンなAPI を採用、SDN やNFV などネットワーク領域における仮想化との柔軟な連携を実現します。

*Advanced Core Operating System

導入効果:サービス実装により従来の半分程度の価格でリードタイムの短縮も実現

現在は、法人向けのネットワークサービスにて提供されているプロキシ機能としてA10 Thunder ADC が稼働しており、インターネットに抜ける通常のトラフィックはWebフィルタリングを行うサーバーに、Office 365 やG Suite など特定クラウドアプリケーションのトラフィックはダイレクトにアクセスできるよう、振り分けています。プロキシ自体は冗長化されており、可用性の高いサービスを提供する環境が整備されています。

また、今回のA10 Thunder ADC の採用により、API を活用して頻繁に追加・変更されるOffice 365 のドメイン情報を自動的にプロキシに反映できるようになり、手作業によるメンテナンスの負担を大幅に軽減することに成功しています。染谷氏は「煩雑だった運用が自動化によってシンプルに。API がきちんと提供されているからこそ」と高く評価します。、また、工数も大きく削減でき、個別に構築していた環境に比べると価格もおよそ半分程度、リードタイムも1 ~ 2 か月は短縮可能になりました。「顧客が求めるサービスを安価に実現することができたのはA10 Thunder ADC のおかげ」と岩木氏は評価します。

またその機能や性能だけではなく、Office 365 へのトラフィック振り分けをはじめA10 から直接設定情報やノウハウを提供してもらうなど、その手厚いサポートも染谷氏は評価しています。「具体的な設定例をいただき、それをチューニングしながら環境を整備していきました。エンジニアの方にもお手伝いいただくなど、手厚いサポートをいただき、とても感謝しています」。なお、マニュアルが充実しており、API の動きなどもわかりやすく理解できた点もスムーズな導入と運用の効率化に貢献しています。

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今後の展開:ゲートウェイサービスの付加価値をさらに高めていきたい

今後同社は、現在実装されたプロキシの機能がさらに活用されるよう顧客への提案を進めながら、ゲートウェイ領域に求められる顧客ニーズをくみ取り、付加価値の高い新たな機能を実装していく予定です。「例えばセキュリティチェックのためには、SSL を可視化することも必要です。ただし、次世代ファイアウォールなどで実装するとコストが膨大にかかるため、ゲートウェイ領域での実装も視野に入れています」とA10 Thunder ADCの利用拡大によるさらなるサービスの強化に期待を寄せています。

A10 Networks / A10ネットワークス株式会社について

A10 Networks(NYSE: ATEN)はアプリケーションネットワーキングおよびセキュリティ分野におけるリーダーとして、高性能なアプリケーションネットワーキングソリューション群を提供しています。お客様のデータセンターにおいて、アプリケーションとネットワークを高速化し可用性と安全性を確保しています。A10 Networksは2004年に設立されました。米国カリフォルニア州サンノゼに本拠地を置き、世界各国の拠点からお客様をサポートしています。

A10ネットワークス株式会社はA10 Networksの日本子会社であり、お客様の意見や要望を積極的に取り入れ、革新的なアプリケーションネットワーキングソリューションをご提供することを使命としています。

詳しくはホームページをご覧ください。

URL:http://www.a10networks.co.jp/

Facebook:http://www.facebook.com/A10networksjapan

A10 Networks, A10 ロゴ, A10 Harmony, A10 Thunder, Thunder, ACOSは米国およびその他各国におけるA10 Networks, Inc. の商標または登録商標です。その他上記の全ての商品およびサービスの名称はそれら各社の商標です。

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お問合わせ

A10 ネットワークス
ビジネス開発本部 マーケティング部
03-5777-1995
jinfo@a10networks.com

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