株式会社エヌ・ティ・ティ・データ

国内有数のデータセンター事業において柔軟なネットワーク サービスを実現。
顧客の要求にきめ細かく応えるA10 ADC

「Global IT Innovator」をグループビジョンに掲げ、あらゆる業界へシステムインテグレーション・サービスを提供している株式会社エヌ・ティ・ティ・データ。国内有数の規模を誇るデータセンター事業では、ハウジング・コロケーションから、仮想化されたコンピューティングリソース、ストレージリソース、ネットワークリソースの提供まで幅広いサービスを提供しています。その共有型仮想ネットワークサービスにおいて、大規模な機器更改プロジェクトが発足しました。A10 ネットワークスのADC(アプリケーション・デリバリー・コントローラー)を採用するに至った決め手と、導入効果に迫ります。

NTTデータ

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A10 ADCに搭載された、aFleX スクリプティングツールによって、顧客のきめ細やかな要望にも応えられるようになりました。

株式会社エヌ・ティ・ティ・データ
ビジネスソリューション事業本部 データセンタ&クラウドサービス事業部
開発運用統括部 サービスマネジメント担当
課長 冨岡 和陽氏

課題:保守・サポート終了に伴って新たなネットワーク基盤への刷新を計画

情報技術を用いた新たな「しくみ」や「価値」創造を目指し、独立系のシステムインテグレーターとしてマルチベンダーで様々なソリューションを提供する株式会社エヌ・ティ・ティ・データ。大規模システム・社会インフラの開発からITサービスの提供まで、あらゆる国・業界・企業にグローバル、フルアウトソーシングで価値を提供しています。同社では、日本全国16 拠点、総床面積約64 万㎡の自社ビルを有する国内有数のデータセンター事業を展開しています。データセンタ・クラウドサービスを利用する顧客向けに、共有型仮想ネットワークサービスを提供しています。このネットワークサービスの基盤となるネットワーク機器の保守・サポート終了が数年後に迫り、ロードバランサーやファイアウォールを更改するプロジェクトが2014 年にスタートしました。「複数のお客様がネットワークサービスをご利用されており、機器更改によるサービス仕様・品質のグレードダウンが許されないのは勿論のこと、更改タイミングでのサービス停止も最小限にする必要があり、非常に難易度の高いプロジェクトでした。」と語るのは、ビジネスソリューション事業本部 データセンタ&クラウドサービス事業部 開発運用統括部 サービスマネジメント担当 課長 冨岡 和陽氏です。

検証:顧客の要求に応える柔軟性が大きな決め手に

ロードバランサーの更改にあたって重視したのが、「お客様へ提供しているサービスの仕様・品質、従来の運用がきちんと引き継げることはもちろん、お客様ごとのご要望に応えられる柔軟性を備えているかどうかでした。」と、同部 主任 鎌田 広幸氏は振り返ります。マルチテナント型のサービスではあるものの、セッション維持のために必要なパーシステンスの複数設定やSorry 構成の実装など、テナントごとの要求にきめ細かく対応できるロードバランサーを必要としていました。

そのような中で、今回の更改プロジェクトとは別の観点で検証していたA10 ネットワークスのロードバランサー製品が候補の1つに浮上しました。「マルチテナント機能で100 テナントを1 台のハードウェアに収容できるロードバランサーを比較・検討したところ、最もコストパフォーマンスに優れていたのがA10 ネットワークスでした。新たな機能が必要になっても追加ライセンスの購入が不要な点は他社と比べて非常に魅力的でした。」と鎌田氏。加えて、詳細なトラフィック管理によって顧客要望へのきめ細かな対応を実現するaFleXスクリプティングツールも採用の決め手となりました。「デフォルトで対応していない設定も、aFleX を使えば簡単なコーディングでカスタマイズできる。」とA10 ADC の柔軟性の高さにも期待が集まりました。

同部 加納 里恵氏は、「IPv6 対応やお客様への管理コンソール開放なども更改プロジェクトで必要な要件でした。」と語ります。「公共のお客様の場合は、IPv4・IPv6 のデュアルスタック対応は必須です。現在ロードバランサーの設定変更にはヒアリングシートを使用していますが、リードタイムを可能な限り短くできるよう管理コンソールをお客様に公開し、直接触ってもらえる環境を整えようと考えていました。A10 ADCであれば、IPv6 対応はもちろん、管理コンソールの日本語対応によってお客様であっても扱いやすいだろうと評価しました。」と加納氏は語ります。このような検討を経て、ネットワークサービスの新たな基盤となるロードバランサーとしてA10 ADC が選定されました。

ソリューション:高いコストパフォーマンスと追加ライセンス不要な豊富な機能

A10 ネットワークスの提供するアプリケーション・デリバリー・コントローラーであるA10 ADC は、独自OS「ACOS* Harmonyプラットフォーム」の持つ共有メモリーアーキテクチャーによりコンパクトな筐体で高いパフォーマンスを実現、物理アプライアンスのみならず、仮想アプライアンスやハイブリッド仮想アプライアンスといった豊富な導入オプションを選択可能です。また、ロードバランシングやGSLB(広域負荷分散)、SSLアクセラレーションなどアプリケーション配信に必要な機能だけではなく、DDoS 防御やWAF(Webアプリケーションファイアウォール)、認証処理の負荷軽減を行うAAM(アプリケーションアクセス管理)機能などのセキュリティ機能、IPv4 枯渇対策/IPv6 移行のための機能まで、豊富な機能を追加コストなく利用できます。 *Advanced Core Operating System

また、A10 ADC の搭載する「ACOS Harmonyプラットフォーム」は、オープンなプログラミング機能による拡張性の高さも特長としています。高度なレイヤー7トラフィック管理を実現するaFleXスクリプティングツールは、柔軟なトラフィック管理だけでなく、プログラミングの容易さにも定評があります。

導入効果:運用管理の負担を大幅に軽減、高い技術力と柔軟なサポートが安心感に

今回の更改プロジェクトは、2014 年11 月から開始され、2016 年5 月にはすべての顧客の環境を移行し終えました。難易度の高いプロジェクトでしたが、ロードバランサ更改・移行では大きなトラブルなく、現在は2 台のA10 ADC による冗長化構成で運用しています。実際にA10 ADC のロードバランサー配下で稼働しているサーバーは、仮想マシンも含めるとおよそ500 台、テナントによっては200 台ものサーバーに対する負荷分散を行っています。

導入時に評価されたのが、A10 ネットワークスのサポート力です。「営業担当者の対応力もそうですが、エンジニアの技術力が高く、安心して頼ることができました。例えば、顧客ごとにしか情報取得できなかったコマンドを、複数のテナント分すべて一気に取得できるように修正いただくなど、こちらの機能改善要望にも真摯に対応いただけて感謝しています。」と加納氏。「導入から運用まで、メーカーのエンジニアによる一貫した技術サポートを直接受けられるため、いざというときの安心感が違います。」と、冨岡氏も日本市場に注力し柔軟な対応が可能なA10 ネットワークスだからこその手厚いサポートに満足しています。

また、A10 ADC は運用管理にも貢献しています。A10 ADC の操作性について加納氏は「とても分かりやすく日本語に対応したGUIでも操作できるため、お客様の要望に応じたカスタマイズを容易に実装できるようになりました。」と力説します。今回の更改に合わせ、設定時に使用するヒアリングシートの見直しも行われました。従来使用していたロードバランサーは、ネットワーク製品のオプション機能という位置づけであったため、設定シートでも独自の用語を使用しており難解でした。「A10 ADC はサーバーロードバランサーから生まれた製品なので設定項目が以前と比べ直感的で分かりやすく、そのままお客様へのヒアリング項目として利用できるため、運用面で大いに助かっています。また、必要なログ情報だけを抽出・収集できるため、以前のロードバランサーと比べトラブルシューティングも容易になりました。」と鎌田氏は評価しています。このように、運用管理の負荷軽減にも効果を発揮し、結果として半数以上の工数削減に寄与しています。

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今後の展開:API 活用による自動化や仮想アプライアンスの採用も視野に

現在は共有型仮想ネットワークサービスでの利用だけでなく、同社のデータセンタ標準機にも採用されており、ホスティングサービス・プライベートクラウドサービスにおいてお客様は迅速かつ安価にA10ソリューションを導入し、安定的にサービスを利用することができます。

今後については、「現状の安定稼働を続けながら、aFleX やAPI を活用して外部システムとの連携や自動化をさらに進めていく予定です。現状は、お客様から受領したヒアリングシートをもとに手作業で設定に反映していますが、今後はAPIを使った設定項目の自動流し込みや、API 経由でのSSL証明書の自動適用など、できる限り人手を介さず、正確かつ迅速にサービス提供できるようにしたいと考えています。」と冨岡氏。また、GSLB やDDoS対策など、現在お客様に提供していない機能についても、個別システムでの利用が予定されています。L7レベルのネットワーク機能・サービス提供の需要が高まっているため、アプリケーションレイヤーでの強みを持つA10 ネットワークスのソリューションの採用も検討しています。

さらに、ネットワーク領域における仮想化を実現するNFV(Network Functions Virtualization)を意識し、仮想アプライアンスの導入も検討しています。「パブリッククラウドへの取り組みも含め、もはや製品ではなく機能、さらには価値をお客様に提供する時代です。仮想アプライアンスも活用したお客様価値の追求を日々考えています。」と鎌田氏は語ります。

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A10 Networks / A10ネットワークス株式会社について

A10 Networks(NYSE: ATEN)はアプリケーションネットワーキングおよびセキュリティ分野におけるリーダーとして、高性能なアプリケーションネットワーキングソリューション群を提供しています。お客様のデータセンターにおいて、アプリケーションとネットワークを高速化し可用性と安全性を確保しています。A10 Networksは2004年に設立されました。米国カリフォルニア州サンノゼに本拠地を置き、世界各国の拠点からお客様をサポートしています。

A10ネットワークス株式会社はA10 Networksの日本子会社であり、お客様の意見や要望を積極的に取り入れ、革新的なアプリケーションネットワーキングソリューションをご提供することを使命としています。

詳しくはホームページをご覧ください。

URL:http://www.a10networks.co.jp/

Facebook:http://www.facebook.com/A10networksjapan

A10 Networks、A10 Harmony、A10ロゴ、A10 Lightning、A10 Thunder、aCloud、ACOS、ACOS Policy Engine、Affinity、aFleX、aFlow、aGalaxy、aVCS、aXAPI、IDaccess、IDsentrie、IP-to-ID、SSL Insight、Thunder、Thunder TPS、UASG、および vThunderは米国およびその他各国におけるA10 Networks, Inc. の商標または登録商標です。その他上記の全ての商品およびサービスの名称はそれら各社の商標です。

お問合わせ

A10 ネットワークス
ビジネス開発本部 マーケティング部
03-5777-1995
jinfo@a10networks.com

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