南アルプス市

Office 365を活用した市役所職員のワークスタイル変革
コミュニケーション基盤をA10 Thunder ADCが強化

山梨県西部に位置し、国内第 2位の標高を誇る北岳をはじめとした南アルプスの名峰を 臨む、南アルプス市。その市庁舎では、これまで利用してきた PBX(構内交換機)の保 守切れに伴いコミュニケーション基盤の刷新を計画。コミュニケーションの活性化と ワークスタイル変革につながる環境作りを目指し、「Skype for Business(旧称 : Lync)」を 導入しています。Skype for Businessの呼制御サーバーや、クラウドサービス「Office 365」の 認証基盤の負荷分散装置として、A10ネットワークスが提供する次世代アプリケーション デリバリーコントローラー「A10 Thunder® ADC」が採用されています。

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コミュニケーションの質を高める新しい環境を、
安定したネットワーク基盤で構築することができました

南アルプス市
総務部 管財契約課
主査 塚原 賢氏

課題:職員のコミュニケーション活性化を目指したインフラの刷新

中巨摩郡にある 6つの町村が 2003年に合併して誕生した南アルプス市。甲府盆地の西部に位置 する同市は、生態系の保全と持続可能な利活用の調和を目的としてユネスコが承認している「ユ ネスコパーク」エリア内にあり、北岳をはじめとした 3000m峰が連なる南アルプスの大自然が広 がる日本有数の山岳エリアを備えています。

そんな南アルプス市では、合併した当時に各支所との間をつなぐ内線電話網を IP電話によって整 備し、運用を続けてきましたが、2015年に既存 PBXの保守サポート期限を迎え電話ネットワーク の見直しの必要に迫られていました。また、各部署がメールを中心とした連絡手段に頼り過ぎて しまうなど、意思疎通が過疎化する課題も顕在化していました。そこで、職員同士のコミュニケー ションを活性化させるためにも、庁舎内のコミュニケーション基盤全体を刷新することになりまし た。「当時は新しい市役所庁舎の建設計画も持ち上がっていたこともあり、できれば手間なく移行 しやすい環境に整備しようと考えました」と南アルプス市役所総務部管財契約課主査塚原賢氏 は当時を振り返ります。そこで注目したのが、マイクロソフトが提供するユニファイドコミュニケー ション(UC)サービス「Skype for Business」です。

検証:導入実績や Skype for Business環境での機能試験が安心材料に

新たなコミュニケーション基盤を検討する中で前提となったのが、PC上にインストールされ たソフトフォンによる電話ネットワークの構築でした。外線を含めたすべての電話をSkype for Businessで構築するのは自治体としても先進的な取り組みであり、大きなチャレンジになりました。 「運搬するだけでも苦労する大型 PBXや 1台数万円もする固定電話機を導入するのではなく、可 能な限り"持たない"インフラの導入を考えました。そこでソフトフォンを中心としたコミュニケーションネットワークの刷新を入札要件として掲げたのです」と塚原氏。

複数企業が入札に参加する中で選択されたのが、以前から南アルプス市 のインターネット部分の運用保守を手掛ける株式会社YSK e-comと、外 線部分のボイスゲートウェイや各種ネットワーク機器の提供から技術支援 を行う岡田電機株式会社でした。「当初はSkype for Business単独の利 用を予定していましたが、今後も長くお使いいただけるよう、将来的な用 途拡大に対応できる環境作りを行いました」と株式会社YSK e-com ネット ワーク事業部 ソリューション部 課長 石原 旭氏は語ります。

岡田電機株式会社第 3営業部部長齊藤清氏は、「A10ネットワークス とは以前からお付き合いがあり他のお客様への納入実績があっただけ でなく、我々のパートナーがSkype for BusinessとA10 Thunder ADCに よる試験を終え良い評価が出たタイミングでしたので、サポート体制を 含め自信をもって提案することができました」と言います。このような提案 が評価され、同市の電話ネットワークの安定稼働を支援する基盤として A10 Thunder ADCの採用が決定しました。

ソリューション:A10 Thunder ADCによるサーバー群の可用性向上とWebアクセス高速化

A10 Thunder ADCは、アプリケーションの高速化や可用性の向上を実 現しながら、WAF(Webアプリケーションファイアウォール)や、DDoS防 御など高度なセキュリティ機能を実装した次世代アプリケーションデリバ リーコントローラー(ADC)です。

南アルプス市では、当初Skype for Business単独の利用を予定していま したが、さまざまな手段を用いてコミュニケーションが図れるよう、クラ ウドサービス Office 365全体を利用し環境を整備することになりました。 現在、メールシステムやスケジュール管理、設備予約として Exchange Onlineを、庁内インフォメーションとして Yammerを利用しています。

この新しいコミュニケーション基盤で、A10 Thunder ADCは、内線電話 の呼制御を行う3台のフロントエンドサーバーの負荷分散に加え、Office365との接続に不可欠な認証基盤である ADFSサーバーの負荷分散 やWebアクセス時のリバースプロキシとして導入されています。2台の A10 Thunder 1030S ADCがアクティブ・スタンバイの冗長構成で稼働して おり、Webアクセス時の SSL処理を高速化する役割も担っています。

A10 Thunder ADC は、独自OS「ACOS* Harmonyプラットフォーム」の持 つ共有メモリーアーキテクチャーにより高いパフォーマンスを発揮し、大量 のセッション処理が必要となる Office 365においてもトラフィックの負荷を 解消、快適な利用環境を実現することが可能です。 *Advanced Core Operating System

導入効果:新しいコミュニケーション基盤の安定稼働を下支え

現在、南アルプス市では、市庁舎で働く850名あまりの職員がSkype for Businessを電話として利用しており、ボイスゲートウェイを設置することで 内線電話だけでなく外線電話もすべてソフトフォンに集約しています。ま た、座席表から相手のプレゼンス状態が確認でき、そこから直接電話やメー ルが可能な仕組みを用意することで、ソフトフォンの操作に不慣れな職員 でも悩むことなく確実に電話できる仕組みを実現しています。塚原氏は「内 線電話の利用が活性化することで、コミュニケーションの質を高めることが できました。また、ソフトフォンに切り替えたことで、人事異動や座席移動 など環境変化にも負担なく対応できるようになりました。」と評価します。

このように、同市にとって止めることができない重要なインフラとなった Office 365を支えているのがA10 Thunder ADCです。A10 Thunder ADC の実現する高いパフォーマンスによって Office 365は安定稼働しており、 日本語に対応したWeb GUIによる操作もわかりやすいと評価されています。「GUIだけで設定が可能なだけでなく、Skype for Business環境で A10 Thunder ADCを活用するための構築ガイドなどの技術資料も用意さ れています。日本語で書かれた手順書が設定、運用に役立っています」と 齊藤氏は語っています。

今後の展開:高品質な住民サービスを実現するインフラ整備に向けて

今後については、「まだOffice 365の機能をフルに活用しきれていませ ん。せっかく手に入れた環境ですので、ワークスタイル変革につながるよう 有効活用していきたい」と南アルプス市役所同課副主査飯野氏は語りま す。Skype for Businessはスマートフォンからも活用できるため、同市では BYOD化を進め、土木部署などで現場にいる職員もスマートフォンから内線 電話がかけられるような環境を整えていく計画を立てています。また、市内 に点在する支所にテレビ電話を設置して住民からの問い合わせや相談に本 庁舎の専門職員が直接対応したり、議会中継のインフラとして利用するな ど、Office 365を高品質な住民サービスの提供につなげていく予定です。

A10 Thunder ADCに関しては、活用が拡がる Office 365の安定稼働に引 き続き信頼を寄せつつ、次回のシステム更改時には仮想環境での負荷分 散を可能にする「A10 vThunder® ADC」にも期待していると齊藤氏は語っ ています。職員同士のコミュニケーション活性化に大きく貢献している A10 Thunder ADC。これからは地域住民とのコミュニケーションの質を高 めていく活動を支えることを期待されています。

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A10 Networks / A10ネットワークス株式会社について

A10 Networks(NYSE: ATEN)はアプリケーションネットワーキングおよびセキュリティ分野におけるリーダーとして、高性能なアプリケーションネットワーキングソリューション群を提供しています。お客様のデータセンターにおいて、アプリケーションとネットワークを高速化し可用性と安全性を確保しています。A10 Networksは2004年に設立されました。米国カリフォルニア州サンノゼに本拠地を置き、世界各国の拠点からお客様をサポートしています。

A10ネットワークス株式会社はA10 Networksの日本子会社であり、お客様の意見や要望を積極的に取り入れ、革新的なアプリケーションネットワーキングソリューションをご提供することを使命としています。

詳しくはホームページをご覧ください。

URL:http://www.a10networks.co.jp/

Facebook:http://www.facebook.com/A10networksjapan

A10 Networks、A10 Harmony、A10ロゴ、A10 Lightning、A10 Thunder、aCloud、ACOS、ACOS Policy Engine、Affinity、aFleX、aFlow、aGalaxy、aVCS、aXAPI、IDaccess、IDsentrie、IP-to-ID、SSL Insight、Thunder、Thunder TPS、UASG、および vThunderは米国およびその他各国におけるA10 Networks, Inc. の商標または登録商標です。その他上記の全ての商品およびサービスの名称はそれら各社の商標です。

お問合わせ

A10 ネットワークス
ビジネス開発本部 マーケティング部
03-5777-1995
jinfo@a10networks.com

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